酷暑の時期が来ました。環境対策は進んでいるのだろうかなど、いろいろ疑問が持ちあがります。
さて、今まで、疑問に思ったことを井戸を掘るようにポイントごとに調べていましたが、調査をシリーズ化し、網羅的に調べるように変えてみました。前月は漫画でご紹介しましたが、今回は動画で概要を紹介をしてみます。また、分野別にレポートを整理してみました。項目にリンクを貼ったのでクリックしてみてください。
目次
メディア掲載・講演
- 中経論壇 地域社会への貢献が大きい英国のコミュニティレール事業 社会的投資収益率が18倍に
- 日本経済新聞 三セク鉄道苦境続く 25年度の38社輸送人員、なおコロナ前下回る
- 読売新聞 滋賀版に掲載されました
- 東京大学都市工塾に出講いたしました
公共交通の理論
公共交通の理論経緯 P
公共交通の理論が、交通そのものの流れから、需要、都市、社会とスケールしてきた歴史を追いました。そしてドイツ語圏での哲学、壮大な時刻表の連携、PSOやテクノロジーも掘ってみました。[動画リンク]
- 【P01】交通は「流れ」だった 土木工学と交通工学の時代
- 【P02】交通は「需要」だった 交通経済学の時代
- 【P03】交通は「到達」だった アクセシビリティ革命
- 【P04】交通は「都市」だった 土地利用と交通の統合理論
- 【P05】交通は「社会」だった モビリティーズ・ターンの時代
- 【P06】交通は「不平等」だった モビリティ格差研究の時代
- 【P07】交通は「自由」だった ケイパビリティと交通正義の時代
- 【P08】交通は何になるのか 研究プログラムの共存をめぐる現状
- 【P09】なぜ日本の交通まちづくりは難しいのか 世界比較から見えてくる機能分断
- 【P10】公共交通 組織が電子に、電子がコンクリートに優先 ドイツ語圏交通計画思想の考証
- 【P11】スイスのTaktfahrplanの成立・発展・運用・成果 Rail 2000と一体の鉄道政策
- 【P12】概念は普及し、事業は苦戦した Whim破産から読むMaaS 成立と現在地
- 【P13】統合を「組織」で進める欧州、「事業」で進める日本 制度設計の思想比較
- 【P14】Verkehrsverbund(運輸連合)一つの乗車券、一つの網 事業者と行政が共同運営する制度設計
- 【P15】採算が取れなくても維持する 欧州PSOは補助金でなく契約・法制度である
- 【P16】GTFS・NeTEx・Transmodel 公共交通情報標準の成立・発展・制度的位置付け
公共交通の利用促進 PA
交通は他に目的があって、手段として利用される派生需要のため、他に目的を作るような利用促進になっていきます。交通自身の利用増加、地域の活性化、交通の手段化とレベルを分けて事例調査を行いました。また、海外では健康・広域経済効果・地域ケーパビリティといった社会的効果を狙った施策も行われています。[動画リンク]
- 【PA01】公共交通政策における法制度・体制比較 — 日本の地方自治体が実施可能な範囲の検討
- 【PA02】公共交通利用促進策事例研究 — レベル1:交通単独の利用促進
- 【PA03】公共交通利用促進策事例研究 — レベル2:交通促進×地域活性化の一体設計
- 【PA04】公共交通利用促進策事例研究 — レベル3:地域活性化の手段としての公共交通
- 【PA05】公共交通利用促進策事例研究 — シリーズ横断総括レポート
- 【PA06】地域経営論・レバレッジポイント理論に基づく新たなレベル3ソフト施策の考察
- 【PA07】英国Transport and Health評価体系 — 交通の健康便益を貨幣化する国家の仕組み
- 【PA08】WEI(広義の経済的影響)理論と交通利用促進 — 英国の実例に見る集積便益の政策活用
- 【PA09】公共交通のネットワーク効果・地域ケーパビリティと — 八戸圏域連携中枢都市圏の実践
- 【PA10】公共交通を手段とした地域ケーパビリティの向上 — 教育・循環型社会を高める英国コミュニティ・レールと日本の実践
モビリティ・マネジメント PAM
ドイツで生まれ、日本の厳しい政策環境で独自に発達した心理的アプローチであるモビリティ・マネジメント(MM)。これを体系的に仕分け、国内外の事例を調べました。[動画リンク]
- 【PAM01】モビリティ・マネジメント理論の骨格 — 定義・体系・位置づけ
- 【PAM02】モビリティ・マネジメント 手法別の設計原理
- 【PAM03】モビリティ・マネジメント 国内事例の詳細検証
- 【PAM04】モビリティ・マネジメント 海外事例の詳細検証
- 【PAM05】モビリティ・マネジメント 効果検証・測定手法の課題
- 【PAM06】モビリティ・マネジメント 制度的・実施体制上の課題と限界
都市計画の理論
都市計画理論の経緯 U
前月からの続きですが、都市計画理論から都市経営に移ってきていることについて調べています。
地域経営 UM
前月には地価に関わる不動産学を調べましたが、これを包含するように人口減少ー地域衰退が悪循環する構造を、システムダイナミクスのフィードバックループで分析してみました。[動画リンク]
- 【UM01】都市経営論を分析視角として日本の地域衰退を読み解く
- 【UM02】地域衰退システムにおけるフィードバックループの抽出と、鉄道が介入可能なレバレッジポイントの分析
- 【UM03】地域持続性を生み出すレバレッジポイントの構造分析 上流要因の抽出
- 【UM04】5つのレバレッジポイントの観測指標の抽出、観測可能性
- 【UM05】アクセシビリティ・ギャップの構造
- 【UM06】制度・ガバナンス 地域構造・地域持続性を形成する制度と意思決定
- 【UM07】集積が地域持続性を生み出す 内容と質
- 【UM08】地域持続性を生み出すネットワーク効果の構造 集積を都市圏へ拡張する接続性の分析
- 【UM09】地域持続性を生み出す知識循環の構造 ― 人材・企業・行政・大学が能力を共創する仕組み
- 【UM10】地域ケーパビリィ 地域持続性を生み出す能力形成
人口学 UP
人口が増減するメカニズムとは?社人研推定の「投影」とは?鉄道と道路が人口に与える違いは?わかっているようでいなかったことを調べてみました。[動画リンク]
- 【UP01】人口増減はなぜ起こるのか マルサスから地方創生まで、200年の理論
- 【UP02】鉄道は人を集め、道路は人を散らす 交通投資が決める「人口減少に耐える街」の条件
- 【UP03】日本が「集まれない国」になった本当の理由 道路の階層化と土地利用規制の弱さ
- 【UP04】人口推計は未来を予言?投影?―人口推計の目的・方法・限界
- 【UP05】人口は何によって変わるのか―出生・死亡・移動を説明する理論
- 【UP06】将来をどのように考えるのか―シナリオ・プランニング、フォーサイト、バックキャスティングの理論と政策への適用
- 【UP07】人はなぜ移動・定住するのか―人口移動・居住地選択を説明する理論と実証研究
- 【UP08】都市・交通政策は人口変動をどのように説明しているのか―LUTI・アクセシビリティ・TOD・都市経済学
- 【UP09】政策評価と人口推計―EBPM・Theory of Change・ロジックモデル・因果推論
- 【UP10】日本では人口推計は目標か前提かベースラインか―制度・運用・計画策定の実態分析
- 【UP11】人口推計を政策評価ツールへ転換するには何が必要か―エビデンスに基づく制度設計の考察
- 漫画シリーズ
物流の理論
物流理論の経緯 T
物流理論の先月からの続きで Amazonの物流、ロジスティックスパーク、フィジカルインターネットについて調べました。輸送と配送を分離する、社会的に一体化する方向性が見えてきました。
- 【T09】Amazonにとって物流とは何だったのか 顧客体験・物流投資・競争優位の実証分析
- 【T10】Amazon物流の本質 即日配送を実現するために、Amazonは何を犠牲にし、何を獲得したのか
- 【T11】欧州シンクロモーダル輸送の実態 ― 誰が、何を見て、貨物のモードを切り替えているのか
- 【T12】物と書類は同じ速さで動かない ― 国際コンテナ輸送の5つの流れを分解する
- 【T13】ロジスティクスパーク ― 幹線輸送ネットワークの生産性を高める結節点
- 【T14】PI フィジカルインターネットを目指すALICE, Open Logistics Foundation 欧州の推進母体を時系列で整理
日本の物流 TJ
日本の物流について、トラック・鉄道・内航とモード別に調べ、PIへの動きも追ってみました。[動画リンク]
- 【TJ1】日本の営業用トラックにおける幹線輸送の実態― OD構造・時間構造・コスト構造の定量分析
- 【TJ2】JR貨物を「輸送装置」として解剖 ― 機関車566両・コンテナ6万個が運ぶ177億トンキロの構造
- 【TJ3】内航海運を「輸送装置」として解剖する ― 船舶5,055隻が運ぶ鉄鋼6割・石油9割の構造
- 【TJ4】外航海運を「輸送装置」として解剖する ― 日本商船隊、船腹量世界3位の構造
- 【TJ5】 日本の貨物輸送 基礎編 [トラック・鉄道・内航・外航] 横断比較
- 【TJ6】「生産性が高いか低いか」ではなく「何が生産性を決めるか」― 投入と産出で読む日本の貨物輸送
- 【TJ7】PIフィジカルインターネット 官主導の日本、産業界主導の欧州
欧州の物流 TE
酸性雨など深刻な環境問題に悩む欧州。物流も環境対応のためにコストがかかっても中距離輸送を内陸水運や鉄道に振っていたり、回廊に集約して効率化しつつ、モード間で冗長性を高めるシンクロモーダルが進んでいることが見えてきました。前出【T13】もぜひご覧ください。[動画リンク]
- 【TE01】TEN-Tの解剖 欧州横断輸送ネットワークの投資・組織・インフラ・回廊の実態
- 【TE02】Marco Polo Programmeの解剖― EUによる物流オペレーション補助の実態と帰結
- 【TE03】Rail Freight Corridor(RFC)の解剖― 国際鉄道貨物の運営実態・C-OSS・容量配分・事業者
- 【TE04】RailNetEurope(RNE)の解剖― 国際鉄道貨物を支える組織とOSS・PCS・TISの運営実態
- 【TE05】欧州の鉄道物流会社の解剖企業・ネットワーク・ビジネスモデルの実態
- 【TE06】欧州シンクロモーダル輸送の実態 ― 誰が、何を見て、貨物のモードを切り替えているのか
- 【TE07】欧州シンクロモーダル輸送の担い手 Contargo・Bertschi・DB Cargo・Lineas
- 【TE08】欧州内陸水運(IWT)の実態 インフラ・管理主体・事業者・物流ネットワーク
- 【TE09】30トン超が83.1% ― 欧州幹線トラックの大型化構造を統計で読む
- 【TE10】欧州物流は誰が設計しているのか ― TEN-T・CEF・RFC・RNE・ALICEを貫く政策ガバナンスの構造
- 【TE11】補完性原則が生んだ必然 ― なぜEUは物流を「管理」ではなく「調整」するしかなかったのか
- 【TE12】道路が足りないではなく、ネットワークがつながっていない が課題になった背景
- 【TE13】1993年白書は「接続不足」という問題設定をどこから得たのか ― 委員会はERTをどう受け取ったのか
中国の物流
北欧の交通・物流 NE
北欧の物流を見ると、安全保障に結びついており、寒冷対策と共に北海道に環境が似ていることに気づきます。ただし、交通政策は大きく異なります。地政学と物流について考えてみました。[動画リンク]
インフラ政策
日本列島改造論 TK
田中角栄氏が推進人物として取り上げられる日本列島改造論。その背景には、政治的な野心というより日本の国土に関する深刻な課題があり、全国総合開発計画という政策として練り上げられてきたものでした。その背景と結末について調べ、今の日本のインフラ政策につながる経緯を探ってみました。[動画リンク]
- 【TK1】日本列島改造論の背景―高度経済成長が生んだ過密と過疎の国土構造
- 【TK2】田中角栄は何を実現しようとしたのか 日本列島改造論が掲げた政策目標
- 【TK3】国土の均衡ある発展 政策理念はなぜ必要だったのか
- 【TK4】新幹線と高速道路はなぜ必要だったのか 日本列島改造論を実現する政策手段
- 【TK5】日本列島改造論は何を想定できなかったのか 政策の前提と想定外の環境変化
- 【TK6】日本列島改造論は成功したのか 政策評価から検証する50年後の到達点
- 【TK7】人口減少時代の日本列島改造論 1972年と令和の国土政策目標の変化 25万人が10万人に
- 【TK8】国土改造 日本列島改造論と中国・欧州・米国のインフラ国家戦略比較
全国総合開発 ZS
「日本列島改造論」かつて日本中に巨大なインフラを建設した「全国総合開発計画」。第5次に至るまでに内容が次第に変化しています。この国際比較と、その後についても調べてみました。[動画リンク]
- 【ZS1】「均衡ある発展」は5次計画でどう変質したか―理念の一貫性という神話の検証―
- 【ZS2】拠点開発から多軸型国土構造へ―全総が採用した5つの開発手法の系譜―
- 【ZS3】三全総・四全総は東京一極集中を止められたか―「定住構想」と「多極分散」の実証検証―
- 【ZS4】全総と公共投資―インフラ整備は地域格差を縮めたのか、固定化したのか―
- 【ZS5】全総が想定できなかったもの―人口減少・情報化・財政制約という外部環境―
- 【ZS6】海外の国土計画と全総 フランス・ドイツ・韓国の国土政策との比較
- 【ZS7】なぜ「計画」から「形成」へ名前を変えたのか 国土総合開発法制の設計思想史
- 【ZS8】全総の教訓を令和のインフラ政策にどう活かすか 老朽化・防災・人口減少下の国土戦略
- 【ZS9】道路は強靱化、鉄道・内航は経営問題 交通モード間の政策的非対称性
- 【ZS10】全体最適はどの制度が担うのか―4か国の意思決定構造比較―
- 【ZS11】国鉄破綻神話の検証―「国策インフラ投資が破綻させた」という通説はどこまで正しいか
政策評価 ZE
EBPM(エビデンスに基づく政策) は、EBM(エビデンスに基づく医療)が発端でした。日本ではあまり耳にしない「因果推論」が世界的には政策評価の潮流となっている模様です。米国・英国・欧州・OECD それぞれ異なる統治体制に応じて政策評価も様相がかなり変わるようです。[動画リンク]
- 【ZE01】政策評価とは何か 政策サイクルから理解する公共政策の基本構造
- 【ZE02】政策形成とは何か 政策サイクルと意思決定プロセス
- 【ZE03】Evidenceとは何か 政策形成を支える「根拠」の考え方
- 【ZE04】EBPMとは何か エビデンスに基づく政策形成の成立と発展
- 【ZE05】Theory of Changeとロジックモデル 政策設計を構造化する方法論
- 【ZE06】因果推論とは何か 政策効果を科学的に検証する理論
- 【ZE07】政策効果を測定する方法 実験・準実験・観察研究の評価デザイン
- 【ZE08】政策の価値を評価する 費用便益分析と経済評価の方法論
- 【ZE09】英国政府 政策評価の制度化 Green BookとMagenta Bookなどの体系
- 【ZE10】米国政府 政策評価の制度化 Evidence ActとEvidence Building System
- 【ZE11】OECDは政策評価をどのように支援しているのか Evidence Ecosystemと加盟国ガバナンス
- 【ZE12】EU政策評価の制度化 Better Regulation政策とImpact Assessment・Fitness Check
- 【ZE13】日本政府 政策評価の制度化 政策評価法と行政評価制度、自己評価と全体管理
- 【ZE14】インフラ政策評価 公共投資評価と社会的便益 NPV・B/C・EIRR
- 【ZE15】医療政策の評価 医療技術評価(HTA)・費用効果評価・医療政策評価制度
- 【ZE16】教育政策の評価 教育介入と長期的成果 Perry Preschool、Project STAR、WWC、EEF
- 【ZE17】地域政策・都市政策評価 複雑系政策における評価の複合化
- 【ZE18】政策評価は公共政策をどのように変えるのか Evidence・評価・民主的意思決定の関係
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