交通
【KU01】論考 社会的共通資本としての鉄道インフラ
鉄道は本当に「赤字だから不要」なのだろうか。かつて独占的な輸送手段として利益を生んだ鉄道は、モータリゼーションの進展によって収益を生む資本(キャピタル)から、維持管理を必要とする社会的ストックへと転化した。本稿は宮本憲一 …
【PA10】公共交通を手段とした地域ケーパビリティの向上 — 教育・循環型社会を高める英国コミュニティ・レールと日本の実践
【PA09】では、公共交通のネットワーク自体を「借りた規模」理論に基づいて最適化する事例を検証した。本レポート【PA10】は視点を転換し、公共交通ネットワークそのものの改善を目的とするのではなく、公共交通(駅・車両・路線 …
【PA09】公共交通のネットワーク効果・地域ケーパビリティと — 八戸圏域連携中枢都市圏の実践
本シリーズは【PA06】において、地域経営論シリーズ(R1〜R10)が示すレバレッジポイント理論に基づき、「借りた規模(Borrowed Size)」という概念(R8:ネットワーク効果)を活用した新たなレベル3ソフト施策 …
【PA08】WEI(広義の経済的影響)理論と交通利用促進 — 英国の実例に見る集積便益の政策活用
【PA07】では、英国の交通評価体系(TAG)が健康便益を貨幣化する仕組みを検証した。本レポート【PA08】は、TAGのもう一つの柱である「WEI(Wider Economic Impacts、広義の経済的影響)」、すな …
【PA07】英国Transport and Health評価体系 — 交通の健康便益を貨幣化する国家の仕組み
本シリーズはこれまで、公共交通の利用促進策をレベル1〜3に分類し(【PA01】〜【PA06】)、モビリティ・マネジメントの理論・手法・事例・効果検証・制度課題を検証してきた(PAMシリーズ)。本レポート【PA07】は視点 …
【PAM06】モビリティ・マネジメント 制度的・実施体制上の課題と限界
【PAM01】〜【PAM05】では、MMの理論的基盤、手法別の設計原理、国内外の事例、効果検証の方法論的課題を検証してきた。本レポート【PAM06】はPAMシリーズの最終巻として、これらの検証を貫いて繰り返し浮かび上がっ …
【PAM05】モビリティ・マネジメント 効果検証・測定手法の課題
【PAM01】〜【PAM04】では、MMの理論的基盤、手法別の設計原理、国内外の事例を検証してきた。本レポート【PAM05】は、これらの検証を通じて繰り返し留保として付されてきた「効果測定の方法論的な課題」そのものを、シ …
【PAM04】モビリティ・マネジメント 海外事例の詳細検証
【PAM01】〜【PAM03】では、日本におけるMMの理論的基盤・手法別設計原理・国内事例を検証してきた。本レポート【PAM04】は、視点を海外に転じ、MMおよびその類縁手法の国際的な展開を検証する。とりわけ本レポートが …
【PAM03】モビリティ・マネジメント 国内事例の詳細検証
【PAM01】でMMの理論的基盤を、【PAM02】で手法別の設計原理を整理した。本レポート【PAM03】は、これらの理論的枠組みを踏まえ、国内のMM事例を詳細に検証する。検証は二段階で構成される。第一段階では、【PA02 …
【PAM02】モビリティ・マネジメント 手法別の設計原理
【PAM01】では、モビリティ・マネジメント(MM)の理論的基盤(社会的ジレンマ、態度と行動のギャップ、合理的行動理論・計画的行動理論・規範活性化理論、ナッジ理論との異同)を整理した。本レポート【PAM02】は、その理論 …
【PAM01】モビリティ・マネジメント理論の骨格 — 定義・体系・位置づけ
本レポートは、公共交通利用促進策シリーズ【PA02】において「レベル1施策の一事例群」として簡略に扱ったモビリティ・マネジメント(以下、MM)を、独立したシリーズ(PAMシリーズ)として理論・事例・課題の3軸から詳細に検 …
【PA06】地域経営論・レバレッジポイント理論に基づく新たなレベル3ソフト施策の考察
本レポートの目的と分析枠組み 検討の背景 【PA01】〜【PA05】では、既存の公共交通利用促進策を国内外の実例から収集し、レベル1(交通単独の利用促進)、レベル2(交通促進と地域活性化の一体設計)、レベル3(地域活性化 …
【PA05】公共交通利用促進策事例研究 — シリーズ横断総括レポート
本レポートの目的と位置づけ これまでのレポートの要旨 本シリーズは、公共交通の利用促進策を「地域との関わり方」に応じて3つのレベルに分類し、国内外の事例を成立経緯・定量効果・制度的前提の観点から検証してきた。【PA01】 …
【PA04】公共交通利用促進策事例研究 — レベル3:地域活性化の手段としての公共交通
本レポートの目的と対象範囲 レベル3の定義(再確認) 本シリーズでは、公共交通の利用促進策を地域との関わり方に応じて3つのレベルに分類している。レベル3は「地域活性化の手段としての公共交通」であり、施策の発端が交通課題で …
【PA03】公共交通利用促進策事例研究 — レベル2:交通促進×地域活性化の一体設計
本レポートの目的と対象範囲 レベル2の定義(再確認) 本シリーズでは、公共交通の利用促進策を地域との関わり方に応じて3つのレベルに分類している。レベル2は「交通促進と地域活性化の一体設計」であり、施策が成立した時点から「 …
【PA02】公共交通利用促進策事例研究 — レベル1:交通単独の利用促進
本レポートの目的と対象範囲 レベル1の定義(再確認) 本シリーズでは、公共交通の利用促進策を、地域との関わり方に応じて3つのレベルに分類している。レベル1は「交通単独の利用促進」であり、施策の発端が交通課題(乗車率低下、 …
【PA01】公共交通政策における法制度・体制比較 — 日本の地方自治体が実施可能な範囲の検討
本レポートの目的と検討の視点:なぜ法制度比較が必要か 公共交通の利用促進策は、しばしば「施策の内容」だけを切り出して国内外で比較・紹介される。しかし、ある施策が海外のある都市で機能しているという事実は、その施策単体の効果 …
【ZS11】国鉄破綻神話の検証―「国策インフラ投資が破綻させた」という通説はどこまで正しいか―
本レポートの目的は、「全総・日本列島改造論による国策インフラ投資のための借金が国鉄破綻の原因である」という広く流布した解釈を、高橋伸夫(2000年原著、2019年論文)を中心とする学術研究と、会計検査院・国土交通省等の一 …
【ZS10】全体最適はどの制度が担うのか―4か国の意思決定構造比較―
本レポートの目的は、日本の政治・行政のいずれが「悪い」かを論じることではない。目的は、モード横断的なインフラ投資の全体最適という課題に対し、米国・英国・フランス・日本の4か国がそれぞれどのような意思決定の制度設計(誰が検 …
【ZS09】道路は強靱化、鉄道・内航は経営問題 交通モード間の政策的非対称性
本レポートは、ZSシリーズの追加レポートとして、全総が新幹線・高速道路網を一体として推進した歴史(ZSシリーズZS2・ZS4、TKシリーズ第4回)を踏まえつつ、令和期において道路(国土強靱化政策の主役)と鉄道・内航海運( …
日経新聞 三セク鉄道苦境続く 25年度の38社輸送人員、なおコロナ前下回る
2026年7月15日、日本経済新聞の表記記事に、代表山田和昭のコメントが掲載されました。 オンライン記事(有料)へのリンク https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC094HR0Z00 …
読売新聞 滋賀版に掲載されました
2026年7月2日、読売新聞滋賀版に掲載されました。 関連内容 「儲からない」で切り捨てない。英国鉄道RSVTが見せる400億円の社会的価値 ダウンズトムソンパラドックス 英国サッチャーが作った自動車こそが …
【P16】GTFS・NeTEx・Transmodel 公共交通情報標準の成立・発展・制度的位置付け
バスや電車の経路検索が成り立つ裏には、公共交通情報の標準があります。基盤にあるのが欧州標準Transmodel(EN 12896)という「概念モデル」。その上にNeTEx(静的データ)、SIRI(リアルタイム)、IFOP …
【P15】採算が取れなくても維持する 欧州PSOは補助金でなく契約・法制度である
「採算が取れなくても公共交通を維持する」——欧州のその根拠がPSO(公共サービス義務)です。単なる補助金ではなく、市場だけでは成立しないサービスを、行政が公共サービス契約を通じて事業者に義務づけ、独占権や補償を対価に与え …
【P14】Verkehrsverbund(運輸連合)一つの乗車券、一つの網 事業者と行政が共同運営する制度設計
運輸連合(Verkehrsverbund)は、複数の交通事業者を地域単位で束ね、一つの路線網・一つの運賃・一つの乗車券に統合する制度です。1965年ハンブルクで誕生し、事業者の収入減を市が保証して発足。行政と事業者が合意 …
【P13】統合を「組織」で進める欧州、「事業」で進める日本 制度設計の思想比較
前3本(Organisation、Taktfahrplan、MaaS)を踏まえた比較総括編です。欧州は公共交通を「生存配慮」とみて、運輸連合が運賃・ダイヤを統合し行政と事業者が共同で意思決定する。まず組織を整え、その上に …
【P12】概念は普及し、事業は苦戦した Whim破産から読むMaaS 成立と現在地
MaaS(サービスとしての移動)は、公共交通・タクシー・シェア自転車などを一つのアプリで計画・予約・決済まで統合する概念です。フィンランドで生まれ、ヘイッキラの修士論文とヒエタネン(MaaSの父)が普及させ、世界初の商用 …
【P11】スイスのTaktfahrplanの成立・発展・運用・成果 Rail 2000と一体の鉄道政策
スイスの「Taktfahrplan(周期時刻表)」は、毎時同じ分に列車が発着し、結節駅で全方向の接続が成立する仕組みです。1982年5月23日、SBBの有志「シュピナークラブ」3名の構想が全国導入され、近距離14%・長距 …
【P10】公共交通 組織が電子に、電子がコンクリートに優先 ドイツ語圏交通計画思想の考証
「Organisation vor Elektronik vor Beton(組織が電子に、電子がコンクリートに優先)」。ドイツ語圏の交通計画に伝わる格言です。交通を改善するなら、まず運賃・ダイヤ・運営の調整を、次に信号 …


































