物流の理論100年 T
最適化対象が移り変わっていないか?と経緯を追ってみました。Amazonの物流、ロジスティックスパーク、フィジカルインターネットについても調べました。輸送と配送を分離する、社会的に一体化する方向性が見えてきました。[動画リンク]
- 【T02】市場はなぜ物流を必要とするのか 輸送経済学の誕生
- 【T03】物流が数学になった日 ORは物流研究を「経路最適化」でなく「資源配分の最適化」へ変えたのか
- 【T04】在庫という見えない物流費 在庫理論は何を最適化したのか
- 【T05】部分最適化はなぜ失敗するのか 総物流費は対象の統合だった
- 【T06】企業の壁を越える サプライチェーン・マネジメントは何を最適化したのか
- 【T07】距離は死んだのか ネットワーク科学は物流をどう変えたのか
- 【T08】物流はコストか投資か プラットフォーム時代の物流研究
- 【T10】Amazon物流の本質 即日配送を実現するために、Amazonは何を犠牲にし、何を獲得したのか
- 【T11】欧州シンクロモーダル輸送の実態 ― 誰が、何を見て、貨物のモードを切り替えているのか
- 【T12】物と書類は同じ速さで動かない ― 国際コンテナ輸送の5つの流れを分解する
- 【T13】ロジスティクスパーク ― 幹線輸送ネットワークの生産性を高める結節点
- 【T14】PI フィジカルインターネットを目指すALICE, Open Logistics Foundation 欧州の推進母体を時系列で整理
物流ー哲学
ロックフェラーからAmazonまで―150年の歴史で読み解く「運ぶ力」の支配術- 仮説:移動の価値を忘れた国―場所と時間の経済学を取り戻すために
- なぜ欧米は物流を投資対象とし、日本はコストと見なすのか
- 社会学から見える「移動」と「物流」の真実
- 都市や社会も書き換える輸送コスト低減の経済学
地政学と物流
ネットワーク経済と接続地理学 支配の根源は「領土」から「接続性」に変わった
ホルムズ海峡封鎖、レアアース輸出制限、一帯一路、、、これらは「領土」ではなく「接続性:コネクティビティ」で支配力を高める理論に基づいていました。そう言われると、国際ハブ港湾やハブ空港などに各国が巨額な投資をする理由が見えてきます。ネットワーク経済学との関連も探ってみました。
- 地政学の終焉と接続地理学の台頭 パラグ・カンナのコネクティビティ理論
- 領土と接続 ネットワーク外部性とコネクティビティの相似
- 独占か競争か?ネットワーク経済学で解き明かす「勝者総取り」のメカニズム
- 貿易理論 経済学か地経学か?現代の貿易コストを支配する「地政学的距離」の正体
- 世界の港の97%はつながっていない。ではハブ港は何を生産しているのか?
- 中経論壇 新たな覇権構造―領土から接続性へ ネットワーク化する地政学
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12月7日 日本物流学会 中部部会 zoom 講演[録画・資料 公開]
国際コンテナ輸送と日本の立ち位置・抱いた疑問など
マーケットデザイン
欧米では、ゲーム理論を使い、競争しながら全体最適に向かう市場を設計し、それに向けて制度を作っています。
競合も自然と協力してしまうマジック、ゲーム理論- 都市や社会も書き換える輸送コスト低減の経済学
- 物流マーケットデザイン:不完全市場のガバナンス
- 不完全市場を克服する「共創型マーケットデザイン」の実装分析:欧米型の構造改革と四者共創による国民幸福の実現
- 独占か競争か?ネットワーク経済学で解き明かす「勝者総取り」のメカニズム
- 4月18日 13:00 物流学会 中部部会 zoom 講演 物流市場化における日米の明暗 ~2024年問題の本質を探る~
競争力基準
- 物流の「認識」を「実測」へ。世界銀行LPI 2.0が解き明かす国家競争力の新基準
日本の物流は世界に比べてどう?実は指標で評価されています。
物流の全体最適・標準化・効率化
貨物鉄道 Freight Rail
- 函館本線「海線」は誰のもの? 物流の大幹線が「単なるローカル線扱い」を脱しない“矛盾”
- 北海道のローカル線問題「負担のなすりつけ合い」が永遠に? 「なぜ」無き情緒的な議論 他国は“客観的に判断”(4/22/2026)
北海道黄色線区問題の背景に、インフラ政策評価があることに触れました。 - 赤字構造の再検証、日本国有鉄道の大規模旅客投資と費用配賦
- 「赤字」は嘘? ―2024年物流危機を救う、貨物鉄道の知られざる“実力”
内航・内陸水運 IWT
物流生産性
- 都市や社会も書き換える輸送コスト低減の経済学
- 部分最適の衝突を終わらせる:共同輸送の成否を分けるビジネスプロセスの標準化
- 荷主に優しい物流が、日本の物流を壊す 個別最適の罠と標準化革命
- MHジャーナル 国際コンテナ輸送の成功に学ぶ:国内物流の労働生産性を飛躍させる視点
- 圧倒的な輸送生産性格差はどこから生まれる?
- 中経論壇 物流生産性の差と付加価値〝輸送〟を放置するとジリ貧に 6月5日
ユニットロード Unitload
グローバル・スタンダードとしてのトレーラー輸送と日本における普及の障壁および生産性向上策- 日本の物流におけるユニットロード化停滞の真因分析:アーキテクチャ思考の欠如と制度的欠陥の考察
- MHジャーナル 国際コンテナ輸送の成功に学ぶ:国内物流の労働生産性を飛躍させる視点
インターモーダル Intermodal
米国 US
中国
英国
日本
- だから日本は「ローカル線」になった 急成長する世界の物流に引き離された現実 国の返り咲きプランとは?
- 図で見る規制を撤廃した欧米 民営化した日本
- 第24回 貨物鉄道論文賞 最優秀賞を受賞しました
- 20250101 Shipping Guide 新春特集号に2面にわたり掲載
- 「まとめて運べば安くなる」を徹底追及する海外/「汗と涙の人海戦術」で人手不足の日本 物流の“深刻な差”どうして?【物流と鉄道“失われた30年”前編】
- 世界の鉄道が「ものすごい貨物量」に対応できたワケとは? 「規制で縛る」をやめた結果【物流と鉄道“失われた30年”中編】
- 物流の人手不足は「インフラ投資が足りない」から! 大量輸送をもっと使え! 「民間に投げっぱなし」を変えるための“提言”【物流と鉄道“失われた30年”後編】 [
- 日本のコンテナ革命は港で止まった!?
- 20250101 Shipping Guide 新春特集号に2面にわたり掲載
シンクロモーダル Syncromodal
社会学と物流
政策・規制
米国:ルールと審判でフェアプレー競技に、日本:規制緩和で無法地帯に
物流2024年問題が騒がれましたが、その元となっていたのは1990年の物流二法による規制緩和で過当競争に陥ったことが原因です。米国ではMCA(モーターキャリア・アクト)が施行されたのですが、市場が拡大し効率化・近代化だけでなく、鉄道再生や3PLの大発展・物流コストの低減化などが進みました。この差はいったいどこから来たのか?日米にどんな違いがあるのか、掘り下げてみました。
※漫画は風刺を効かせておりますが、全ての陸運事業者が非効率だった訳ではなく、当時一部の事業者がそうであったことであったことを申し添えます。
米国は「規制」から「市場規律の設計」に
米国の市場化は、物流だけでなく、航空・エネルギーと幅広く行われました。その狙いはスタグフレーションの解消。失われた30年が続く日本に示唆があると思えます。カーター政権はノーベル賞受賞者を含む50名規模の頭脳集団を結成し、「規制」を壊し「規律ある市場」を分析し、実装させたのでした。「規制緩和」は効率化につながると日本では言われていますが、元祖のアメリカでは緻密な「市場規律」の設計(デザイン)が行われていたのです。その経緯を追います。
- 米国 市場規律を規制に盛り込んだ立法の仕組み
- 1978-81 米国 物流コストがGDPの16%から激減?命運を分けた「カーター政権の運輸改革」を分析
- 1978-81 米国 市場を再設計 カーター政権・規制緩和の知られざる理論体系
- 1978-81 米国 理論と実務の共進化:カーター政権が遺した現代規制政策の設計図
- 独禁法が変える物流の未来―MCA 1980とトラック新法のメカニズムデザイン
- 1980 現代物流の原点:米国MCA1980が実現した「運賃低下」と「在庫削減」
- 1980 米国「官」から「市場」へ。鉄道を再生させたスタッガーズ法と物流革命の正体
欧州の物流 TE
酸性雨など深刻な環境問題に悩む欧州。物流も環境対応のためにコストがかかっても中距離輸送を内陸水運や鉄道に振っていたり、回廊に集約して効率化しつつ、モード間で冗長性を高めるシンクロモーダルが進んでいることが見えてきました。前出【T13】もぜひご覧ください。[動画リンク]
- 【TE02】Marco Polo Programmeの解剖― EUによる物流オペレーション補助の実態と帰結
- 【TE03】Rail Freight Corridor(RFC)の解剖― 国際鉄道貨物の運営実態・C-OSS・容量配分・事業者
- 【TE04】RailNetEurope(RNE)の解剖― 国際鉄道貨物を支える組織とOSS・PCS・TISの運営実態
- 【TE05】欧州の鉄道物流会社の解剖企業・ネットワーク・ビジネスモデルの実態
- 【TE06】欧州シンクロモーダル輸送の実態 ― 誰が、何を見て、貨物のモードを切り替えているのか
- 【TE07】欧州シンクロモーダル輸送の担い手 Contargo・Bertschi・DB Cargo・Lineas
- 【TE08】欧州内陸水運(IWT)の実態 インフラ・管理主体・事業者・物流ネットワーク
- 【TE09】30トン超が83.1% ― 欧州幹線トラックの大型化構造を統計で読む
- 【TE10】欧州物流は誰が設計しているのか ― TEN-T・CEF・RFC・RNE・ALICEを貫く政策ガバナンスの構造
- 【TE11】補完性原則が生んだ必然 ― なぜEUは物流を「管理」ではなく「調整」するしかなかったのか
- 【TE12】道路が足りないではなく、ネットワークがつながっていない が課題になった背景
- 【TE13】1993年白書は「接続不足」という問題設定をどこから得たのか ― 委員会はERTをどう受け取ったのか
日本の物流は、規制緩和で無法地帯と化した
- 4月18日 13:00 物流学会 中部部会 zoom 講演 物流市場化における日米の明暗 ~2024年問題の本質を探る~
- 日本の交通・物流政策「設計型ガバナンス」、哲学・ドクトリン・理論の三層分析
- 独禁法とは何なのか
米日比較
- 【徹底比較】日米の物流市場デザイン:1980年からの成功と課題
- 官邸・与党・法制局… 制度設計を巡る日本の「見えない門番」たち
- 米日 審議会が市場を殺した?米国APAとの比較、漏れのない制度設計
- 米日 市場規律を支える「規制の番人」米OIRAと日本総務省の比較から見える課題
事例
日本 TJ
日本の物流について、トラック・鉄道・内航とモード別に調べ、PIへの動きも追ってみました。[動画リンク]
- 【TJ2】JR貨物を「輸送装置」として解剖 ― 機関車566両・コンテナ6万個が運ぶ177億トンキロの構造
- 【TJ3】内航海運を「輸送装置」として解剖する ― 船舶5,055隻が運ぶ鉄鋼6割・石油9割の構造
- 【TJ4】外航海運を「輸送装置」として解剖する ― 日本商船隊、船腹量世界3位の構造
- 【TJ5】 日本の貨物輸送 基礎編 [トラック・鉄道・内航・外航] 横断比較
- 【TJ6】「生産性が高いか低いか」ではなく「何が生産性を決めるか」― 投入と産出で読む日本の貨物輸送
- 【TJ7】PIフィジカルインターネット 官主導の日本、産業界主導の欧州
中国 1.4兆ドルを投じた一帯一路の正体
「接続性:コネクティビティ」を知ると、中国が進めてきた「一帯一路」のしたたかな戦略が見えてきます。
ASEAN
- 年平均10.9%成長の裏側—ベトナムコンテナ港湾の設備格差と後背地接続の壁(5/26/2026)
ロシア
- 制裁後も67万TEU—ロシアコンテナ輸送、鉄道と南北回廊で生き延びる(5/24/2026)
- 2026年、シベリア鉄道の真実:欧州への架け橋から「中露の生命線」へ変貌する物流網(5/5/2026)
北欧 NE 脅威と寒さに贖いネットワーク化、輸送網が細りつつある北海道。
災害医療
大規模災害時には、医療・福祉施設も被災し供給が限られる中で需要が逼迫するアンバランスが生じ、通常であれば可能な治療やケアが行き渡らなくなり、これが避け得た災害死や被災者のQOL低下を招きます。私たちは、異分野連携によって日本が誇る鉄道の大量・高速・高効率な輸送特徴を災害医療に活かし、大人数の被災者避難によりアンバランスを緩和し、医療従事者の負担を軽減し、避けえた災害死の最少化などを目指しています。
傷病者搬送
【RE01】鉄道が命を繋ぐ:現代の「病院列車」はなぜヘリや救急車より優れているのか?- 【RE02】電化方式の境界を越えろ!ノイズ遮断・瞬停ゼロを実現する医療列車の車載電気工学と冗長化スキーム
- 【RE03】有事の鉄道傷病者大量輸送における患者追跡および医療情報伝達システム
- 【RD04】ロジスティクス分析 有事の鉄道傷病者搬送における臨時医療拠点(PEF)の構造的機能と医療指揮官
- 【RD05】極限の医療ロジスティクス】制空権不完全下で機能する、NATO鉄道MEDEVACと病院列車の物理規格
資機材輸送
【RD10】災害ロジスティクス:医療車両・資機材を鉄道で運ぶ技術と法的枠組み- 【RD11】インフラの壁 なぜハイキューブ医療コンテナは国内で走れないのか?道路・鉄道輸送の限界に迫る
- 【RD12】1000℃の闘い 長大トンネル火災の工学的真実と青函トンネルの防災
- 【RD13】安全工学の罠 なぜ長大トンネル火災の「自走脱出」想定は破綻したのか?
出展・講演等
【RD20】5月27-29日 鉄道技術展 大阪 2026 出展しました
コンテナと救急車の展示。多数の方々のご協力により出展が実現しました。- 【RD21】20260529 産経新聞 大阪版 Rail DiMeC 鉄道技術展出展
- 交通新聞 1月15日 特集JR貨物 DMAT・日通と連携医療活動訓練に協力 鉄道を災害時の輸送モードに
- 2026年1月2日 Rail-DiMeC メンバーの西村さんがInclusive Hubに登場
- 中経論壇 命を運ぶ究極のロジスティックス 災害医療への鉄道活用と異分野融合チーム
- Rail DiMeC 公開シンポジウム「津軽海峡に新たな景色を」開催
- 大地震が発生したとき、避難に鉄道は使えるのか
- 5月4日-10日 Rail-DiMeC研究会 大阪万博出展
- これぞ「石破列車」!? 鉄道を“動く病院”や“巨大な救急車”に 「病院列車」構想の現実味

【T01】物流研究は何を最適化してきたか 運賃から市場まで100年を俯瞰











