第2回 鉄道技術展・大阪 2026 にRail DiMeC が出展しました。

鉄道技術展・企画展示 屋外展示場

無蓋コンテナで輸送する救急車の実機展示を行いました。

(一社)鉄道の災害医療への活用研究会では、大規模災害時に派遣される医療チームが、鉄道コンテナ輸送を活用し、負担少なく救急車両や医療資機材を被災地に送り込む研究を研究課題の一つとして推進しており、2024年国土交通省の日本鉄道賞特別賞を受賞しました。多くの救急車は車高が高く、JRの有蓋コンテナには入りません。展示では、一昨年の国際海運無蓋コンテナを使用した実証実験から、さらに進めた取組みを紹介しました。

展示にあたりご協力をいただいた皆様

ご協力いただいた組織の皆様

  • 北海道の丸吉ロジ様からは、鋼材輸送用の無蓋コンテナをお貸しいただきました。
  • JR貨物様にはこのコンテナ輸送についてご協力をいただき、
  • 合通ロジ様には、百済貨物駅から会場までの輸送・設置と、シャーシをお貸しいただきました。
  • 神戸大学様からはドクターカーの貸し出しいただき、高山先生が説明にあたっていただきました。
  • 兵庫災害医療センター 島津先生からは、展示方法などに数多くのアドバイスをいただき、設営を監修いただきました。
  • 早稲田大学、梅津名誉教授、小峰・栗田・山田・西村嘱託研究員が説明に当たりました。
  • 医療機器のNIPRO様、JR貨物様からご協賛をいただきました。
  • 鉄道技術展 2026 主催者である産経新聞社様には多大なるご協力を賜りました。

皆様のご理解とご協力のおかげをもちまして、今回の出展が実現いたしました。改めて御礼申し上げます。

出展内容

Rail DiMeC の目的と活動

大規模災害時には、医療・福祉施設も被災し供給が限られる中で需要が逼迫するアンバランスが生じ、通常であれば可能な治療やケアが行き渡らなくなり、これが避け得た災害死や被災者QOLの低下を招きます。私たちは、異分野連携によって日本が誇る鉄道の大量・高速・高効率な輸送特定を災害医療に活かし、大人数の被災者避難によりアンバランスを緩和し、医療従事者の負担を軽減し、避けえた災害死の最少化などを目指しています。

Rail DiMeC の活動

災害時の医療需給アンバランス

私たちは主に以下の活動を行っています。

  1. 被災地に多数おられる透析を受けている方や福祉施設などケアが必要な多数の方々を鉄道で搬出することで、避け得た災害死の解消を図る
    今回はパネル展示・講演でご紹介
  2. 被災地に資料資機材をコンテナ輸送することで医療従事者の負担を減らすことを図る
    今回は、無蓋コンテナと輸送される救急車を展示

鋼材輸送用 20ft 無蓋コンテナを用いた救急車輸送 展示

救急車は全高が25100mmあり、通常のコンテナには収まりません。そのため、Rail DiMeC では、昨年度までISO オープントップコンテナを使用した輸送方法の検討を行い、これを兵庫ー神奈川、新潟ー函館等の訓練に活用いただいていました。しかし、ISOオープントップコンテナは、図にあるような課題があるため、これをさらに進めて、鋼材輸送用のコンテナを活用することを検討しており、これを実物展示いたしました。

ISOオープントップコンテナと鋼材輸送用無蓋コンテナ

設営

丸吉ロジが所有する鋼材輸送用の無蓋コンテナは、北海道・苫小牧から回送され21日にJR貨物 百済貨物ターミナルに到着しました。これを合通ロジさんにより26日、インテックス大阪3号館外側の屋外展示場に設営しました。
展示された20フィートシャーシは新車同然にピカピカに磨き上げられており、トレーラーは展示位置に一発でピッタリと据え付けられました。さすがです。
神戸大学医学部附属病院のドクターカーを並べて展示することで、救急車をコンテナに乗せて輸送するイメージを伝えやすくなりました。
また、新潟ー函館の救急車輸送に実際に使用されたウレタン製固定治具も展示され、ラッシングの重要性の説明も行いました。

開幕

予定通り、鉄道技術展 2026 大阪が5月27日に開幕しました。初日から多くの方々が会場にお越しになりました。

初日は雨

初日はあいにくの雨が降り出しましたが、夕方からは雨も上がり、多くのお客様がいやっしゃいました。鉄道会社、通運会社、車両メーカー、コンテナメーカー、医療関係者など、多様な方々がお越しいただけたのは、災害医療展示ならではでした。その後は切れ目なくお客様が次々にお越しになり、スタッフ全員が説明にかかり切りとなりました、多くの方々にご来場いただき、各界への理解が広がりました。ありがとうございます。

コンテナの女王、君臨

小倉沙耶さんが来場いただきました。通運会社に勤務されていたころの、現場ならではの臨場感あるお話はとても興味深い物でした。また、JR貨物様との思い出話にも花が咲きました。

サンケイ新聞 掲載

5月29日、産經新聞大阪版にRail DiMeC の出展紹介が掲載され、会場入り口で配布されました。

 

20260659 産経新聞 大阪版

鉄道技術展・大阪セミナー

29H-03 鉄道の災害医療への活用研究会の活動紹介
会場:5号館内 講演会場 12:30–13:30

(一社)鉄道の災害医療への活用研究会は、災害発生時の医療活動を良好にするため、大量輸送に優れた鉄道インフラの活用について、学際的観点からの調査、研究、および革新的技術開発を行っています。本講演会では、一社の分野の異なる理事から、本研究会への取り組みの現況を説明いたしました。

一般社団法人 鉄道の災害医療への活用研究会

代表理事

早稲田大学 名誉教授 梅津 光生 からは、Rail DiMeC 設立の経緯、なぜ鉄道が必要なのか、行ってきたことなどを紹介しました。

理事

兵庫県災害医療センター 救急部 副部長 島津 和久 氏からは、災害医療の意義と特性、従来の航空輸送等の課題、鉄道の災害医療への活用の期待などが解説されました。

理事

早稲田大学 医療レギュラトリーサイエンス研究所 招聘研究員 小峰 輝男 氏からは、鉄道輸送において、実験の計測結果や実際に問題となる点の数々を具体的に説明いただきました。

理事

早稲田大学 理工学術院総合研究所 嘱託研究員(元 若桜鉄道 社長) 山田 和昭 からは、災害医療の位置付け、欧州の事例、日本のハイキューブコンテナ輸送の課題などをご溶解しました。

 講演の概要

事前登録をいただくと無料にて参加いただけました。

[公式サイトはこちら]

私たちチーム

異分野連携チーム

災害医療に鉄道を活用するために、当研究会は各分社のプロフェッショナルが集まり、知識と力を結集して、自由闊達に研究を進めています。

Rail DiMeC 憲章私たちの使命

大規模災害時には、医療・福祉施設も被災し供給が限られる中で需要が逼迫するアンバランスが生じ、通常であれば可能な治療やケアが行き渡らなくなり、これが避け得た災害死や被災者QOLの低下を招きます。

私たちは、異分野連携によって日本が誇る鉄道の大量・高速・高効率な輸送特定を災害医療に活かし、大人数の被災者避難によりアンバランスを緩和し、医療従事者の負担を軽減し、避けえた災害死の最少化などを目指します。

Rail DiMeC 憲章私たちの使命

入会のご案内

ぜひ、Rail DiMeC の活動にご理解・ご協力をお願いいたします。個人会員・賛助会員を募集しておりますので、ぜひ入会のご検討をお願いいたします。

一般社団法人 Rail DiMeC と入会手順