« Back to Glossary Index

【米国道路】1956年連邦補助高速道路法: 冷戦時代の軍事利用(戦闘機の滑走路や核戦争時の避難経路など)も建設の狙いの一つた。道路特別会計(Highway Trust Fund)から、補助対象道路の建設・維持補修費用の90%が連邦政府から拠出され、残り10%を州政府が負担する制度。壮大なハイウェイ網の整備によって郊外化と自動車社会(American way of life)が本格的に到来し、大規模ショッピングセンターなどの建設ラッシュが起きた。1973年連邦補助高速道路法: 以下の3つの革新的な変更をもたらした。

  1. 道路信託基金公共交通への開放: 州および地方自治体は、連邦補助都市道路システム(FAUS)資金の一部を、道路建設ではなくバスや鉄道の資本支出に充てることが初めて許可された 。
  2. 州間高速道路の移管(Interstate Transfer Program): 都市部で不要となった(または反対運動で建設不可となった)州間高速道路の計画をキャンセルし、その同額の連邦資金を公共交通プロジェクトに振り替える「資金移管」の仕組みを創設した 。
  3. Flex Fundingの原点: 地方自治体が、自らの地域の課題に応じて「道路か公共交通か」を柔軟に選択できる(Flexible Funding)という現代の交通ガバナンスの基本原則が確立された。

>なぜ米国は「公共交通」を国家戦略に据えたのか?モータリゼーションの功罪と再生の論理

同義語:
連邦補助高速道路法, Federal-Aid Highway Act of 1973, Federal-Aid Highway Act of 1956, FAHA
« 用語索引に