地域公共交通と物流改革の伴走支援

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【EG03】制御工学編②:車両・列車制御アーキテクチャの理論と実装

1956年前後に確立された最適制御理論(ポントリャーギンの最大原理・ベルマンの動的計画法)を理論的基盤に、鉄道におけるGoA(Grade of Automation)分類体系と道路交通におけるSAE J3016自動運転レ …

【EG02】制御工学編①:交通流理論と信号制御理論の系譜

1935年のグリーンシールズによる速度密度関係の定式化から、1955年のLWRモデル、1994年のセルトランスミッションモデルに至る交通流理論の展開と、1957年のWebster式に始まる信号制御理論、1993年発足のU …

【EG01】分野マッピング編:交通・物流に関わる工学系4分野(電子工学・制御工学・電気通信工学・工学一般)の学問領域地図

電子情報通信学会・IEEE Transactions on Intelligent Transportation Systems・計測自動制御学会(SICE)の分類体系を参照し、電子工学・制御工学・電気通信工学・工学一般 …

【IM10】総括:日本型商業構造の変遷と国際的位置付け

IM01〜IM09の9本を通じ、規制・郊外化・所有構造・事業承継・不動産税制・中心市街地再生・流通の中抜き・EC化・フランチャイズ化・人口動態という10の切り口から日本の商業構造変化を検討した。本稿はこれらを統合し、日本 …

【IM09】消費者行動・世帯構造の変化と購買行動 単身化・高齢化・外国人増加

単独世帯が全世帯の29.5%を占め、在留外国人が総人口の3.0%(376万人)に達する一方、家計の電話通信料負担は消費支出の4%台へ上昇した。本稿は世帯構造・外国人居住者・家計支出構造という3つの切り口から、日本の購買行 …

【IM08】フランチャイズシステムと商業運営形態の変質

江戸期の近江日野商人は「千両たまれば新しい店を出す」という多店舗展開の商法で「日野千両店」と称され、現代のチェーン店に近い仕組みを350年前に確立していた。米国発祥のFCシステムは1963年に日本へ導入され、業種横断的に …

【IM07】EC台頭とオムニチャネル化 ECは個人商店の敵か味方か

1997年、在庫も物流も持たない楽天市場が個人商店主を主な出店者として立ち上がり、日本のEC化率は2024年に9.78%へ達した。実店舗はショールーミング対策・フルフィルメント化という効率性軸の転換と、イオンモールのウォ …

【IM06】郊外型ショッピングセンター・モールの発展

1956年、ウィーン出身の亡命建築家Victor Gruenが設計したサウスデール・センターは、彼が欧州で失った広場文化の再現を意図したが、皮肉にも車依存の郊外モールの原型となった。米国は「デッドモール」化、日本はイオン …

【IM05】卸売・流通構造 信用創造から中抜きまで350年の流通史

【IM05】卸売・流通構造の変化 日本の流通は江戸期の問屋制度以来、需給調整・信用創造・危険負担という中間機能を担う多段階構造を築いてきた。POSシステムと大規模小売業の台頭はこの機能を内製化し「中抜き」を進行させたが、 …

【IM04】コンビニエンスストアの発展史と社会的機能

1927年米テキサス州の氷販売店を起源とするセブン-イレブンは、1974年に日本1号店を豊洲に開業し、1982年のPOS導入で単品管理を確立、日本型フランチャイズの雛形を築いた。24時間営業は2019年の東大阪騒動で社会 …

【IM03】総合スーパー(GMS)の興亡

1957年創業のダイエーは1972年に三越を抜き小売業日本一となったが、1980年代の多角化投資失敗で2004年に産業再生機構入りした。米国では1962年、ウォルマート・ターゲット・Kmartがほぼ同時に誕生したが明暗が …

【IM02】百貨店 120年の興隆と衰退

1904年の三越デパートメントストア宣言に始まる日本の百貨店は、1929年阪急のターミナルデパート発明を経て1991年に売上高9.7兆円のピークを迎えたが、その後は郊外化・EC化・人口減少により長期衰退し、2024年時点 …

【IM01】大規模小売店舗規制と中心市街地衰退 なぜ日本だけシャッター街になったのか

【IM01】大規模小売店舗規制と中心市街地衰退の国際比較 かつて日本は人口当たり店舗数が世界有数に多い国であったが、現在は個人商店の減少とシャッター街化が進行している。一方、欧州の中心市街地は郊外型店舗の存在にもかかわら …

【IS07】日本製鉄業の展望編(GX・脱炭素・地政学)

2026年度、日本でGX-ETS(排出量取引制度)が本格稼働する。だが日本の炭素価格上限4300円は、EU-ETSの約3分の1にとどまる。同じ頃、EUのCBAM(炭素国境調整措置)も正式稼働し、日本の鉄鋼輸出に新たな負担 …

【IS06】日本製鉄業の技術移転・衰退要因編

1978年、鄧小平が視察した君津製鉄所。その2か月後、新日鉄は上海郊外での製鉄所建設協力に踏み出す。1万人を超える技術者派遣、60億ドル規模の技術導入。中国鉄鋼業の連続鋳造率は10年で11.93%から39.86%へ跳ね上 …

【IS05】日本製鉄業の物流 内航6割・トラック4割

日本の鉄鋼業は、原料の9割以上を海外に依存し、製品の多くを内航船で国内輸送する、徹底した海運依存の産業である。計画造船で育った鉱石専用船は20万トン超のVLOCへと巨大化し、受け入れ可能な港は国内で大分港などごく一部に限 …

【IS04】日本製鉄業の国内産業構造・分業構造編 日本製鉄はなぜ「作って終わり」なのか。商社に委ねた分業構造の正体

日本の製鉄会社は、原料調達も製品販売も、その多くを総合商社・専門商社に委ねてきた。「ひも付き取引」という独特の商慣行、権益投資を担う商社の存在。この分業構造はどこから来たのか。一方、業界は八幡・富士の分割から新日鉄住金、 …

【IS03】日本製鉄業の国際競争構造編 POSCOを育てたのは日本だった

日本の鉄鋼業は今、二つの外圧に直面している。一つは中国の過剰生産能力による輸出攻勢、もう一つは米国の関税50%という保護主義的措置だ。一方、かつて日本が技術供与したPOSCOは世界有数の競争力を持つメーカーに成長し、イン …

【IS02】日本製鉄業の定量トレンド編(生産・貿易・雇用の推移)

日本の粗鋼生産量は2019年の99.3百万トンから2024年には84.0百万トンへ、5年間で約15%減少した。世界順位もインド、そして米国にも抜かれつつある。一方で高炉大手は高炉休止による構造改革で収益率を確保する動きを …

【IS01】日本製鉄業の史的位置づけ 傾斜生産方式から企業城下町まで

戦後、粗鋼生産量わずか23万トンから出発した日本の鉄鋼業は、傾斜生産方式による集中投資を経て高度成長期に急拡大し、1973年には過去最高の約1.19億トンを記録、1980年には世界一の生産国となった。八幡・室蘭・釜石とい …

【W10】西粟倉村・香美森林組合・佐川町、3つの町が示す日本林業再生の道筋

所有の零細分散性を起点とする「衰退の自己強化ループ」に対し、日本国内でも既に複数の処方箋が試されている。岡山県西粟倉村は行政が施業を丸ごと預かる「構造集約型」、ドイツの森林経営組合に近い流通の取りまとめは「流通効率化型」 …

【W09】総括:日本林業衰退の構造的要因 すべて「所有の零細分散」に

林地・資源基盤から輸送インフラ、木材加工、輸出、エネルギー、環境まで8つのレポートで日本林業を定量データで検証してきた結果、繰り返し姿を現したのが「所有の零細分散性」という一つの構造的要因だった。私有林の74%が1〜5h …

【W08】環境・持続可能性 森林認証は森林面積の1割止まり、カナダとの差は

日本の森林認証取得率は森林面積の約1割にとどまり、認証面積世界1位のカナダとは大きな差がある。皆伐は経済的に効率的な一方、生物多様性・土壌流出への影響が指摘され、群状皆伐・帯状皆伐といった緩和策が広がりつつある。保護林( …

【W07】エネルギー利用 木炭210万トンから1.7万トンへ、発電の7割は輸入材

戦前の日本は年間210万トンの木炭を生産する木質エネルギー大国だった。戦時中は木炭ガスで走る「代燃車」が普及し、1951年時点で全国8万9千台を数えたが、1962年の原油輸入自由化を境にわずか1〜2年で実質全廃。木炭生産 …

【W06】輸出・貿易構造 中国向け丸太7割・米国向け製材4割

日本の木材輸出額は2015年の270億円から拡大し、政府は2030年に林産物1,660億円を目標に掲げる。しかし中国向けは輸出額の7割が丸太、韓国向けも6割が丸太という低付加価値輸出が中心で、製材中心なのは米国向け(4割 …

【W05】木材加工・産業構造 製材工場6割減 生産量増 プレカット率95%

日本の木材自給率は43.0%。原因を辿ると、多段階・見込み生産型の流通構造と「せり売り」による情報の断絶、川下優位の価格決定(再造林コストを考慮する取引はわずか3〜7%)、そしてスギの曲げヤング率の低さから梁材の国産材シ …

【W04】輸送・インフラの比較 河川・森林鉄道・林道

江戸時代、荒川の筏は「西川十万石」と呼ばれる27,800m³もの木材を江戸まで運んだ。明治末には森林鉄道が導入され、秋田だけで最盛期に1,218.7km、木曽では500kmもの軌道が山を網羅した。しかし1959年の「国有 …

【W03】再生産効率 成長量の4割しか使わない日本林業、オーストリアは制約下でも高稼働

日本の人工林は年間約4,800万m³成長しているのに、主伐で供給されるのはその4割以下。伐採跡地の再造林も主伐面積の3〜4割にとどまり、林業従事者の高齢化率は25%と全産業平均の15%を上回る。一方オーストリアは、皆伐面 …

【W02】私有林の74%が1〜5ha未満、日本の森が「使えない」のは所有構造のせいだった

日本の森林率は約66〜68%で北欧に次ぐ水準にあるが、私有林の所有者の74%は1〜5ha未満という零細規模にとどまる。カナダは州有林が9割、アメリカは私有林が58%、スウェーデンは50ha以下の所有者が97%と、国によっ …

【W01】森林率68%、世界屈指の森林国・日本はなぜ木材自給率18.8%まで落ち込んだのか

日本の森林率は約66〜68%、先進国中フィンランド・スウェーデンに次ぐ水準にある。森林蓄積は1966年の18億8700万m³から2017年には52億4200万m³へと約3倍に拡大した一方、木材自給率は2002年に過去最低 …

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