日本の物流危機という根深い課題に対し、事象の表面を追うのではなく問題の構造を見極める思考法の重要性を説いています。トヨタ式の「なぜなぜ分析」で根本原因を突き止め、「システムダイナミクス」によって要素間の悪循環を可視化することで、状況を劇的に変えるレバレッジポイント(支点)が見えてくると主張しています。単なる数値の調整に留まらず、輸送や保管が持つ「場所的・時間的効用」という本質的な価値を再定義することが、物流を停滞させる構造そのものを変革する鍵となります。最終的に本書は、ミクロとマクロの両視点から社会の仕組みを捉え直し、悪循環を断ち切るための本質的な政策設計を提言しています。

 

【ラジオ】物流はコストではなく価値の源泉2026年4月14日 中部経済新聞 中経論壇に執筆コラム掲載。(ネットは有料記事です、ぜひ紙面をご覧ください)