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【米国】総合陸上交通効率化法: 連邦交通予算の構造を抜本的に再編し、以下の2つの主要プログラムを創設・強化することで、道路財源の公共交通への流入を加速させた。

第一に、表面交通プログラム(STP: Surface Transportation Program)である。STPは、道路建設だけでなく、鉄道車両の購入、公共交通施設、さらには自転車・歩行者道といった「交通代替手段(Transportation Enhancements)」への支出を幅広く認めた 。州およびMPOは、配分されたSTP資金の一定割合を、自らの裁量で公共交通へと「Flexing(移管)」することが可能になった 。

第二に、大気浄化・混雑緩和補助金(CMAQCongestion Mitigation and Air Quality Improvement Program)の創設である。1990年の大気浄化法(Clean Air Act)改正を受け、連邦基準を満たさない「不達成地域」における大気質改善が、交通投資の法的な前提条件となった。CMAQ資金は、公共交通の整備が大気汚染物質の排出削減に寄与するというエビデンスに基づいて交付されるため、LRT投資は「環境保全のための不可欠な手段」として正当化された。

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