フランスには、日本の交通政策には存在しない強力な概念があります。それが交通権(Droit au transport)です。1982年に制定された国内交通基本法(LOTI)において、フランスは移動の自由は国民の基本的人権であると明文化しました。ここで重要なのは、移動を商品ではなく、警察や教育と同じ公役務(セリュヴィス・ピュブリック:国や自治体が住民の生活のために提供すべき不可欠なサービス)として定義した点です。このため、10万人規模の都市にもトラムが運行されるなど充実したサービスが提供されています。
« 用語索引に戻る交通権
« Back to Glossary Index








