地域公共交通と物流改革の伴走支援

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最新トピックス

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12月7日 名松線全線開業90周年記念式典 第7回終着駅サミット in 伊勢奥津

2025年12月7日、表記イベントに参加しました。普段は閑散とした伊勢奥津駅は、多くの人で賑わっていました。記念ヘッドマークステッカーは沿線の白山高校生がデザイン。 名松線は鉄道省が1935年12月5日に開業し、当初は名 …

「日本の鉄道=優れているけど“ガラパゴス”」がここにも? “標準化”の壁 AI活用の“初手でつまづく”恐れ

2025年12月5日執筆記事が掲載されました。鉄道技術展を取材する中で見えてきたギャップ。それはAIが学習するために必要なあれでした。 「日本の鉄道=優れているけど“ガラパゴス”」がここにも … 乗りものニュ …

公共交通が「選ばれる」理由:移動を変える社会心理学の力

私たちの日常生活の中で、交通手段の選択ほど、経済的な合理性と心理的な感情が複雑に絡み合うテーマはないかもしれません。例えば、「職場まで公共交通機関を使えば、ガソリン代も駐車料金もかからず、渋滞のストレスもない」と頭ではわ …

11月30日やさしい交通しが第5回フォーラム 盛会でした

2025年11月30日(日)14:00-17:30、彦根勤労福祉会館 4階 大ホールにてやさしい交通しが主第「【5回フォーラム】「住み続けたいまちをデザインする」が盛大に開催されました。速報はこちらよりご覧いただけます。 …

不易流行:行政・事業者・市民が交通体系を作り上げたムーバスの30年

11月25日、ムーバス運行開始30周年シンポジウムに参加しました。住みやすい地域を作るために、路線バスと合わせた交通システムを作り上げるという日本初の試みは、大成功を収めました。その背景には、人口密度が高くJR中央線の3 …

交通経済学の世界:移動の価値を最大化する科学

交通経済学の観点から、交通が私たちの社会、経済、そして生活にもたらす価値をどのように捉え、最適化しているかについてご紹介します。 交通経済学(Transport Economics)は、経済学の原理を交通システム(道路、 …

欧州のデータ標準化とドイツのデジタルツインが拓く安全・効率的な鉄道保守の世界

普段何気なく利用している鉄道。その「安全」と「定時運行」を支えているのは、目に見える車両や線路だけではありません。最も重要なのは、それらのインフラや車両を裏側で支える、緻密な「保守・メンテナンス」活動です。 いま、欧州の …

「地方鉄道の未来を描く」2025年11月28日 鉄道技術展 登壇しました<満員御礼>

当日のプログラム 28H – 05「地方鉄道の未来を描く」会場:4ホール内 イベントステージ 第1部 13:00–13:10 開会の挨拶、シンポジウムの目的、構成説明 日本大学生産工学部 鉄道工学リサーチ・センター 副セ …

中経論壇 イベントと縁日 江戸時代の商いに見る「関係性」の経済学

江戸時代の「関係性」を基盤とした商いのあり方を現代の地域経済再生のヒントとして考察しています。特に、縁日や門前町で行われていた商売は、一見客をその場で稼ぎ切るのではなく、「お馴染みさんとのご縁を作る」ことに主眼が置かれて …

生命観の哲学とAIの未来:循環と抵抗の新しい統合

多様な方々が活動する地方の合意形成や協働を進めると、まるで生命体のような存在に感じられる時があります。人工知能(AI)とロボティクス技術の進化は、これまで哲学や生物学が扱ってきた「生命とは何か」「個と全体はどう関係するか …

交通・物流を見通す思想と理論 JRM NEWS LETTER Vol.14 2025.11

猛暑が終わり、心地良い秋が一瞬で過ぎ去り急激に冷え込んで来ました。イベントシーズンもピークを過ぎましたが、11月30日には「やさしい交通しが」の活動を締めくくるフォーラムが開催されます。まだ間に合いますので、ぜひお申し込 …

環境社会学から読み解く公共交通の外部性-日欧米英比較

私たちが日々利用する公共交通機関(バスや鉄道)は、単にA地点からB地点へ移動する手段というだけでなく、私たちの社会や環境、そして経済に「見えない影響」を及ぼしています。その「見えない影響」こそが、経済学や環境政策で重要な …

公共交通にとって順風か、逆風か。環境社会学から見る違い

地域のモビリティ(移動のあり方)を考えるとき、公共交通の役割は国や地域によって大きく異なります。特に、環境対策の文脈で、日本とヨーロッパ(欧州)の政策や社会の認識を比較すると、その評価軸やアプローチに顕著な違いが見られま …

受け身から主体へ:公共交通と市民活動論

地域の生活を支える公共交通は、単なる移動手段ではありません。それは、人々が社会に参加し、医療や教育を受けるためのライフラインであり、地域コミュニティそのものを維持するインフラです。しかし、少子高齢化や過疎化が進む現代にお …

市民が主役の交通まちづくり:コミュニティデザインが未来を拓く

なぜ今、地域交通に「デザイン」が必要なのか 近年、地方を中心に、バス路線の廃止や利用者の減少といった地域交通の課題が深刻化しています。これまでの交通対策は、行政や交通事業者が「サービスを提供する側」として計画を立てるのが …

都市計画学会に参加

日本都市計画学会が開催する2025年度全国大会(第60回論文発表会)に参加しました。「都市を知らねば交通は語れない」という64年前のジェイコブズ女史からのお叱りもあり、ともかく学ばねばという気持ちからお伺いしました。先生 …

MDSが繋ぐ交通・都市と課題

深刻化する都市の渋滞、地球環境への配慮、そして何よりも利用者様への安全で効率的なサービスの提供は交通事業者の使命です。これらの課題は、データ連携で改善されることもあります。しかし、現実にはデータは各企業や部門のシステムに …

まちと交通の 未来づくり フォーラム

「ずっと住みたい」と思えるまちは、どんなまち? 暮らしやすさ、生きやすさ、幸せは、 「移動」を軸に考えると見えやすくなってくる! 先進事例を聞いたり、まちに繰り出したり。 5つのプログラムを通して滋賀の交通の未来を 一緒 …

社会学から見える「移動」と「物流」の真実

皆さんは普段、電車やバスを「移動手段」として、宅配便を「モノを運ぶサービス」として、ごく当たり前に利用しているでしょう。私たちの生活は、これら「公共交通」と「物流」という二つの巨大なシステムに完全に依存しています。 しか …

日本の地方衰退は「貧困の罠」? 開発経済学が照らす構造的問題と脱却への道

日本の地方が抱える「公共交通の赤字」や「人口減少」といった問題は、表面的な事象にすぎません。本記事では、途上国の貧困問題の解決を目指す開発経済学(Development Economics: DE)を通すと、地方衰退の構 …

SUMPから見る都市交通計画への市民参画:対話と協働の理論

日本の都市計画が抱える課題の一つに、「誰のために」計画が作られているのかという問いかけの難しさがあると思えます。特に都市交通計画は、私たちの移動と生活の質に直結するにもかかわらず、その策定プロセスが専門家や行政内部に閉じ …

競合も自然と協力してしまうマジック、ゲーム理論

ビジネスの世界では、ある企業が競合になったり協力関係になったりします。敵味方に色分けしても市場はどんどん変わり、敵だらけになれば孤立してしまいます。従来は競合していた船・鉄道・トラックが協調する巨大なインターモーダル輸送 …

「情報は力」を科学する情報の経済学

「情報は力」と言いますが、従来の経済学ではこれを説明できませんでした。2001年にジョージ・A・アカロフ、マイケル・A・スペンス、ジョセフ・E・スティグリッツの三氏がノーベル経済学賞を受賞し、情報の経済学が認識されるよう …

公共交通への行動変容はどう起きる? 欧州のデザインから学ぶ感性とロジック

なぜ、私たちは車を選ぶのか? 日本の都市部では公共交通が非常に発達していますが、地方の多くでは依然として日常の移動手段として自動車が選ばれます。その理由は、単純な「費用対効果」だけではありません。利便性、自由度、そして何 …

マーケティングを武器に、公共交通は素手で戦ってはならない!

地域公共交通の利用者減少と要員不足という課題は、従来の「利用促進」の枠組みでは解決しません。公共交通は利用者一人一人にセールスをする訳にはいきません。経営学の巨人ピーター・ドラッカーは、マーケティングの真の目的は、顧客が …

11月9日草津フィールドワーク 「未来のまちをみんなで描こう」開催

2025年11月9日、草津フィールドワークを開催しました。 「知っ得!公共交通の家計簿」 松原 光也(名古屋大学大学院環境学研究科 講師) 公共交通にかけるお金を家計簿になぞらえて、目からウロコの話! バス事業の懐具合 …

国際比較から見えるインフラ政策ドクトリン「縮小の罠」

インフラが語る、失われた成長機会の構造 日本が「失われた30年」と呼ばれる低成長に直面する中、単なる金融政策やデフレ構造論に留まらず、インフラ投資政策の根底にある「ドクトリン(政策思想)」に目を向ける必要があります。本稿 …

脱一極集中、EUのESDPが日本に教える三つの視点

EUの空間政策 日本が少子高齢化と人口減少に直面し、地方創生が叫ばれる中で、国土の「均衡ある発展」は永遠のテーマです。しかし、政策を実行するたびに都市一極集中が加速するというジレンマに陥りがちです。 ここで参考になるのが …

1990年、米国の物流を一変させた調査

米国ダブルスタック調査

米国の鉄道は世界の物流システムの頂点と言って良い最高峰の効率を誇ります。AAR(米国鉄道協会)の公開資料を見ると、1970年代のスタッガー法による規制緩和については大きく取り上げられていますが、今回ご紹介する調査について …

グローバルな知識層(エ二ウェア族)と地域住民(サムウェア族)

トランプ現象、ブレグジット、そして地方で繰り返される改革と抵抗。これはなぜ起きるのでしょうか?それはこの考えで説明できるかもしれません。都市・地方、そしてグローバルな知識層(エニウェア族)と地域住民(サムウェア族)の間の …

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