2025年12月5日、新大阪駅付近で開催された「さがす会」で講演しました。内容は、私の手がけた今までの経験と交通まちづくりの内容が中心です。「さがす会」は私的な勉強会で、JR西日本の地域連携部門、和歌山大学の教授、駅の活性化活動「さこすて」を進める方、デザインディレクターなど職種はさまざまです。防災、地域路線の維持、地域との連携、持たれているテーマがそれぞれで質問も多岐に渡りました。

実は私、「僕たち街をアップデートしている!」と自己満足で動くコミュニティデザイン系の方々は苦手なのですが、ここでは若い方々が真剣に成果を出そうと頑張っている姿が愛おしく思えました。

真面目なお話

最近はJRさんも大手民鉄さんも沿線まちづくりを組織的に取り組まれているので、爺さんの田舎の昔話はどうなのかな?と思ったのですが、新鮮に受け止めていただけた模様です。こうして若い人たちが交通まちづくりに関心を持って学び続けているのは、明るい未来を感じさせます。JRスキームや内部移転など現場での対処が難しい問題もありますが、相互理解のためには説明と理解が不可欠という辺りは共感がありました。

本番は「アフター」

お酒が入った方が質疑応答はフランクになるので、より一層盛り上がりました。私も沢山質問させていただき、和歌山大学の防災訓練のお話、高島の地域開発など、いろいろ勉強になりました。左奥の岸本君は佐賀県から参加。地域おこし協力隊としてバスに乗り歩きヒアリングを続けているそうです。そして、翌日の再生塾アドバンストコース発表会では、なんと最優秀賞を獲得されました!(この時はまだそうとは知らず「発表聞かれると恥ずかしい」などと照れていましたが)

お誘いいただいた福山さん

今回、お誘いいただいた福山さんはJR西日本コンサルティング在籍時に「やさしい交通しが」のフォーラムにご参加いただいてからのご縁です。私が引用した何玏(カロク)さんの言葉「公共交通をどうするかから、公共交通でどうするへ」が響いて、各地で布教されているとのこと。何玏さんも今年の土木学会賞 論文奨励賞を受賞されましたね。

さがす会とは、

こんばんは。ようこそ!この会は、『自分たちのイノベーション』のきっかけを「さがす」・「みつける」ことを目的として知見を広げるサロン的な勉強会として計画しました。テーマは、超広義の「まちづくり」です。ラフな雰囲気で、普段あまり接点がない方たちとお茶しながら話をする雰囲気で進められればと思います!最近では、JRグループ社員以外にも民間企業の会社員、行政職員、フリーランス、学生など異種多世代の皆様が参加しています。