2025年11月9日、草津フィールドワークを開催しました。

「知っ得!公共交通の家計簿」

松原 光也(名古屋大学大学院環境学研究科 講師)
公共交通にかけるお金を家計簿になぞらえて、目からウロコの話!

バス事業の懐具合

  • バス事業者非常に厳しい、負のスパイラル、バス2千万円 200円/人 まず儲からない
  • 人件費、燃費も上がる

バス利用が少ない原因 

  1. サービスの質(投資不足)、
  2. 待合環境 立ちっぱなし、企業行政NPO協力必要、屋根ベンチ
  3. 宣伝不足(路線、ダイヤ)

道路予算 

  • 8兆円使い、うち1/4は一般財源(農道・港湾道路は別途)
  • 社会費用大、利用者負担なし、
  • ガソリン税減税6.2兆円分で、全国の公共交通を無料にできてしまう

公共交通予算

  • 道路予算の2%のみ、社会便益大、
  • 社会的便益、クロスセクター効果(廃止代替コスト)
  • 国鉄改革後 補助金減額、活性化再生法 やる気ある事業者補助 30億円、
  • 民主政権事業仕分けで補助廃止、バスは復活、鉄道は補助なし
  • 公共交通政策基本法 移動権認められず
  • LRT補助
  • 鉄道整備:起債、独禁法緩和、共同経営、ライドシェア(白ナンバー運送)

公共交通の公益

  • 走ることで 地域活性、地域力Up、
  • 人口減少緩和、鉄道維持と税収減と兼ね合い、国税・消費額
  • 通学定期:事業者負担、3千億円、本来は文教予算
  • (金額換算困難) 交通混雑緩和、歩行の危険性緩和富山ライトレール 都市拡散防止:行政コスト拡大防止、医療費減、
  • 宇都宮 中心部消費増加、75億、小学校親切、工場誘致成功
  • 草津線本数少ない、儲からない所に投資しない、、JR総額8兆円

「交通まちづくりで市民が果たした役割 ー福井における事例からー」

清水省吾(交通ライター)
市民がまちを、鉄道を動かした!市民による市民のための、交通まちづくりの実話とは?!

京福電鉄事故による2年半の運行停止、各地で市民が立ち上がり、NPOが議論の地ならしを行い、えちぜん鉄道が誕生。福井鉄道が廃線を免れ、日本初のトラムトレインになるまでの25年間の軌跡を語っていただきました。これを元に、市民が移動の自由を得るために誰が何をするのかといった質疑応答がされ、行政、住民、マスコミなどの協力体制などが見えてきました。

未来へのチャレンジワークショップ

私たちの住みたいのはどんなまち? 移動を軸に考えてみよう!
ファシリテータ:大塚 佐緒里さん、塩見 康博、芝久生、南村 多津恵、山田 和昭

あなたの人生と公共交通との関わりは?折れ線グラフで表現してアイスブレイク。人生の節目で移動も大きく変わってきたことなど気付きが多々ありました。

前回の草津フィールドワークは現地を実際に訪ねました

「暮らしと交通の現場を見に行こう」

  • テーマ別に分かれたグループで先進事例や課題の現場を視察

A班 公共交通と自転車で快適なまち

  • 開催:11月2日(日)(雨天順延)、11月3日(月祝)(予備日)
  • 担当 南村
  • 草津川サイクリングロードや旧国道を通り、自転車や人に優しい街について考えます

B班 コミュニティで支える暮らしやすいまち(中止)

  • 開催 11月5日(水)
  • 無料で乗れるコミュニティバスなどに乗車します

C班 ワクワクの新交通システムと未来のまち

  • 開催:11月4日(火)
  • 新交通システムのルートを想定した現地視察とワークショップ

D班 バス活用で楽々移動・名所にも行けるまち

  • 開催:11月1日(土)
  • バスの便数が減る土日に移動を試み、観光名所やお土産処にも立ち寄る

■草津フィールドワーク 未来のまちをみんなで描こう[開催概要]

新快速停車で発展し、大学や工場ができ人口が急増した草津市。急速に発展したために、さまざまな課題がある状況を確認・発見して暮らしやすいまちづくりを考えていきます。


11月9日(日)13:30-16:30「未来のまちをみんなで描こう」

会場:草津市立市民交流プラザ 中会議室(JR南草津駅前フェリエ南草津5階)
定員20名、参加費無料(参加任意の懇親会は会費別途)

  • 「知っ得!公共交通の家計簿」松原 光也(名古屋大学大学院環境学研究科 講師)
    公共交通にかけるお金を家計簿になぞらえて、目からウロコの話!
  • 現場視察の報告会
    草津フィールドワーク2で、各グループが視察してきたことを共有しましょう。
  • 「交通まちづくりで市民が果たした役割 ー福井における事例からー」
    清水省吾(交通ライター)
    市民がまちを、鉄道を動かした!市民による市民のための、交通まちづくりの実話とは?!
  • 未来へのチャレンジワークショップ
    私たちの住みたいのはどんなまち? 移動を軸に考えてみよう!
    ファシリテータ:大塚 佐緒里さん、塩見 康博、芝久生、、戸田 浩司、南村 多津恵、山田 和昭
  • +懇親会(参加任意、会費別途)

 

11月9日(日)全体 フォーラム2@彦根 13:30-16:30「未来のまちをみんなで描こう」

会場:草津市立市民交流プラザ 中会議室(JR南草津駅前フェリエ南草津5階)
定員20名、参加費無料(参加任意の懇親会は会費別途)

  • 「知っ得!公共交通の家計簿」松原 光也(名古屋大学大学院環境学研究科 講師)
    公共交通にかけるお金を家計簿になぞらえて、目からウロコの話!
  • 現場視察の報告会
    草津フィールドワーク2で、各グループが視察してきたことを共有しましょう。
  • 「交通まちづくりで市民が果たした役割 ー福井における事例からー」
    清水省吾(交通ライター)
    市民がまちを、鉄道を動かした!市民による市民のための、交通まちづくりの実話とは?!
  • 未来へのチャレンジワークショップ
    私たちの住みたいのはどんなまち? 移動を軸に考えてみよう!
    ファシリテータ:大塚 佐緒里さん、塩見 康博、芝久生、、戸田 浩司、南村 多津恵、山田 和昭
  • +懇親会(参加任意、会費別途)

塩見 康博

松原 光也

上田 洋平

大塚佐緒里

戸田 浩司

南村多津恵

山田 和昭

芝 久生

清水 省吾

辻 博子

 

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