クルマ中心の暮らしを選択する人が増え、バス路線が減りゆく中、 滋賀県では現在「地域交通計画」策定に向けて準備が進められています。 県民からは公共交通が不便であることに多くの不満の声が寄せられています。 公共交通のあり方については「日本の常識は世界の非常識」と言われています。 では、私たちはこれからの滋賀の常識をどうつくる? ずっと住み続けられる幸せなまちを考えます。
- 日時:2025年8月23日(土) 13:30-16:30
- 場所:草津市立市民交流プラザ 大会議室(JR南草津駅東口 フェリエ南草津5階)
プログラム
主旨説明
宇都宮 浄人 ( 関西大学経済学部教授 / やさしい交通しが代表)
日本銀行勤務を経て2011 年から現職(2017 年度はウ ィーン工科大学客員教授)。専門は交通経済学、経済統 計学。2000 年代半ばから「人と環境にやさしい交通を めざす協議会」に参画し、地域公共交通活性化再生法や 交通政策基本法の成立に向け活動。
基調講演「住み続けられるまちを支える交通の話」
藻谷浩介さん(地域エコノミスト、(株) 日本総合研究所 主席研究員)
山口県生まれの61歳。平成合併前の全3,200 市町村、海外142 カ国を自費 で訪問し、地域特性を多面的に把握。日本全国の鉄軌道全線に乗車しており、 カーシェアやレンタカー、バス、船なども日常的に利用。地域振興、人口成熟 問題、観光振興などに関し研究・著作・講演を行う。2012 年より(株)日本 総合研究所主席研究員。著書に『デフレの正体』、『里山資本主義』(共に KADOKAWA)など。近著に、毎日新聞「時代の風」欄連載をまとめた、『誰 も言わない日本の「実力」』(毎日新聞出版)。
報告「滋賀県の交通問題 地域交通ワークショップから」
東京都生まれ。滋賀県立大学を経て九州工業大学大学院博士後期課程単位取得 満了退学。専門は住民行政連繋。土木学会会員。輪の国びわ湖推進協議会 事務局長。滋賀地域交通ワークショップのコーディネータおよびファシリテータ。
トークライブ「ずっと住みたい幸せのまちを目指して」
藻谷浩介さん(前出)
楠田 悦子さん(モビリティジャーナリスト)
兵庫県生まれ。京都外国語大学卒業後、自動車新聞社に入社。モビリティビ ジネス専門誌「LIGARE」創刊編集長となる。2013 年にモビリティジャーナ リストとして独立。国土交通省の「自転車の活用推進に向けた有識者会議」、 「交通政策審議会交通体系分科会第15 回地域公共交通部会」などの委員を 歴任。スタートアップ経営のためのヒントやナレッジを発信するメディア 「DIMENSION NOTE」元編集長。グロービス経営大学院英語 MBA 卒業。
塩見 康博(立命館大学 理工学部 環境都市工学科 教授)
2008 年9 月 京都大学大学院 博士後期課程 修了。 京都大学博士(工学)、京都大学大学院 助教、デル フト工科大学 客員研究員などを経て2022 年4月より現職。専門は交通工学・交通計画。2024 年より 滋賀地域交通活性化協議会の会長を務める。
フィールドワークで地域とつながろう! 彦根、日野、草津をモデルに
[彦根フィールドワーク]/忠田 陸
[日野フィールドワーク資料ダウンロード] /山田 和昭
[草津フィールドワーク資料ダウンロード] /辻 博子、芝 久生
総合司会 井上 麻子さん(ラジオパーソナリティ)
FMラジオパーソナリティとして30年、趣味は滋賀県探訪。滋賀県結婚支援コンシェルジュ、2020年度滋賀県立大学「近江環人」修了。防災士。大津ナカマチ商店街で1年前よりコーヒー店を営みながら商店街のYouTube番組制作やイベント企画も行っている。