2025年8月7日、やさしい交通しがのスタッフ研修を行いました。
大学生、MLGsメンバー、やさしい交通しがメンバーなど20名ほどが参加し、これから始まる11回のフォーラム・フィールドワークに必要な講習を行いました。滋賀の現状、交通の基本、そしてワークショップのファシリテーションなどを半日に凝縮して説明しています。
内容は以下のとおりです。
滋賀の交通事情と滋賀県がめざすもの 地域交通ワークショップ報告
佐々木 和之(滋賀地域交通ワークショップ コーディネータ&ファシリテータ、
「公共交通まちづくりとは?」
山田和昭(日本鉄道マーケティング)[資料を見る])
- 交通が変わると街が変わってしまうメカニズム
- アメリカが公共交通から自動車主体になり、1960年代から再び公共交通を見直していること
- 日本は1950年代のアメリカをそのまま追いかけていること
- 滋賀と欧州が似ている状況
などをお話ししています。
「SUMPで交通まちづくり」
宇都宮 浄人(関西大学経済学部教授、やさしい交通しが代表)
グループワーク実習2「公共交通をどうしていきたいか」
南村 多津恵 (やさしい交通しが副代表)
講演動画 「公共交通まちづくりとは?」 /日本鉄道マーケティング 山田
今回は、都市と交通について実務の面から語らせていただき、社会学・経済学の面は宇都宮先生から解説いただけるので、安心して楽しく前座としてお話しできました。道路を拡張しても渋滞してしまう誘発需要について私が「ベルトを緩めてダイエットするようなものだ」と語り、宇都宮先生からはダウンズ・トムソンパラドックスのメカニズムを解説いただいたり、B(便益)/C(費用) が1以上で建設される道路と、Bの外部性が足切りされ赤字扱いにされてしまう公共交通の矛盾を山田が話し、外部性について先生に解説いただいたり。同じことを別の視点から全く異なる説明をするという面白い形になり、聴講された方々にも好評だったようです。
懇親会
終了後は会費制で懇親会を行いました、On Your Mark の忠田オーナーが敦賀が仕入れた新鮮な魚を肴に楽しく盛り上がり、活動へのパワーを盛り上げました。
講演写真
- 投稿タグ
- #Citizen, #Shiga, #Urban design