地域公共交通と物流改革の伴走支援

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経済

経済学の解説や関連記事

日本の地方衰退は「貧困の罠」? 開発経済学が照らす構造的問題と脱却への道

日本の地方が抱える「公共交通の赤字」や「人口減少」といった問題は、表面的な事象にすぎません。本記事では、途上国の貧困問題の解決を目指す開発経済学(Development Economics: DE)の視点から、地方衰退の …

競合も自然と協力してしまうマジック、ゲーム理論

ビジネスの世界では、ある企業が競合になったり協力関係になったりすることもあります。競うところでは競い、協力し合うところでは協力する。敵味方に色分けしても市場はどんどん変わるので、敵だらけになれば孤立してしまいます。従来は …

情報の経済学:非対称性を制御する制度と市場

「情報は力」と言いますが、従来の経済学ではこれを説明できませんでした。情報の経済学が認識されるようになったのは、2001年にジョージ・A・アカロフ、マイケル・A・スペンス、ジョセフ・E・スティグリッツの三氏がノーベル経済 …

グローバルな知識層(エ二ウェア族)と地域住民(サムウェア族)

トランプ現象、ブレグジット、そして地方で繰り返される改革と抵抗。これはなぜ起きるのでしょうか?それはこの考えで説明できるかもしれません。都市・地方、そしてグローバルな知識層(エニウェア族)と地域住民(サムウェア族)の間の …

なぜ道路に偏重投資?その鍵は公共選択論にあるかもしれない

もう30年以上も公共交通の外部性や公共性と道路偏重投資の問題への議論がなされているのに、なかなか構造的な見直しが起きません。一方で海外支援ではバッチリと外部性の評価を元に支援が決定されています。どうも、不理解が原因ではな …

鉄道バスの「赤字を補填」←世界はそれを「投資」と言う 消耗するだけの日本の“見方”

2025年10月20日執筆記事が乗りものニュース等に掲載されました。 日本の公共交通に対する考え方が、海外の先進国と比べ、根本的な違いを論じています。日本では公共交通への資金投入が「赤字補填」という「費用」として捉えられ …

宇沢弘文博士 「社会的共通基本」を元に鉄道政策を考える

なぜ今、「社会的共通資本」なのか? 地方の鉄道路線が次々と廃線の危機に瀕し、都市部では交通渋滞が深刻化する現代において、私たちは交通インフラをどのように評価すべきでしょうか。そのヒントになるのが、経済学者・宇沢弘文が19 …

自動車の外部費用の流れを振り返る

今まで、都市設計と自動車依存に関して、個々の記事で概説してきましたが、改めて流れを振り返ってみます。音声概要を各項目に入れました。 年表などはこちらの記事に掲載されています。 [音声概要を聞く] [自動車都市からの見直し …

中経論壇 地域の持続可能性と公共交通 住みやすい・学びやすい・働きやすいに直結

2025年9月18日中部経済新聞 中経論壇 地域の持続可能性と公共交通 住みやすい・学びやすい・働きやすいに直結 掲載されました。 公共交通が地域の人材確保や住みやすさなど持続性に直結することを解説しています。 音声概要 …

中経論壇 社会関係資本と鉄道 忘れられかけている醸成機能

8月14日 中部経済新聞 中経論壇 社会関係資本と鉄道 忘れられかけている醸成機能   掲載されました。お盆らしく、鉄道が取り持つご先祖様からのご縁を「社会関係資本」としてわかりやすく解説しました。 音声概要をお聞きいた …

自動車都市を検証する

今まで、自動車依存は自然に拡大するかのように解説してきました。しかし、その影には人為的な働きかけが多々あった模様です。真偽を確かめながら考えていきたく思います。 音声概要をお聴きいただけます Wikipedia記事「自動 …

中経論壇 インフラの民営化と市場への競争 いかに生かし、どこに投資すべきか

2025年7月10日、中部経済新聞 中経論壇 に表記記事が掲載されました。   音声概要をお聞きいただけます 音声概要はこちらよりお聞きいただけます。規制を撤廃し市場を設計した欧米、規制はほぼそのままで分割民営 …

海外支援と国内インフラ投資

前回まで、中国のインフラ産業覇権について取り上げました。礼賛するつもりではなく、実際さまざまな問題も指摘されています。そこは注意深く観察し、ここでは日本のインフラ投資を考えたいので、海外支援と共にスタディしたく思います。 …

中経論壇 物流生産性の差と付加価値〝輸送〟を放置するとジリ貧に 6月5日

中部経済新聞 2025年6月5日 中経論壇に掲載されました。 本記事の音声概要をこちらよりお聴きいただけます。 「物流生産性の差と付加価値〝輸送〟を放置するとジリ貧に」というタイトルで日本国内の物流と米国を比較して、ユニ …

田園都市から公共交通志向都市開発、スマートグロースへ

多様な人々が幸せに暮らすには、多様な生き方ができる環境が必要です。そのため、多様性を受け止めるコミュニティ(地域社会)が必要で、それを実現する都市や地域があって、それを支えるインフラの一つに公共交通があります。公共交通が …

中経論壇 公共交通は赤字か?投資か?/中部経済新聞

音声概要をお聴きいただけます。 本記事を Noteboook LM に学習させた音声概要をお聴きいただけます。 記事内容 5月1日の中部経済新聞 中経論壇に投稿が掲載されました。 公共交通の現状に対する議論が単なる収支の …

図で見る規制を撤廃した欧米 民営化した日本

スタッガー法以降、生産性が上がり運賃が下がった米国の鉄道 なぜこれほどの改善が実現したのか?(資料:AAR)   大規模投資で整備される欧州の内陸コンテナターミナル 利害対立がある中、官民連携した投資で物流の改 …

物流の人手不足は「インフラ投資が足りない」から! 大量輸送をもっと使え! 「民間に投げっぱなし」を変えるための“提言”【物流と鉄道“失われた30年”後編】

執筆記事が掲載されました。機械化自動化で生産効率を上げるのは日本の製造業のお家芸だったはず。なぜか物流は労働集約のまま。その陰にはインフラ投資の不足があるようです。コンテナ革命、コンテスタビリティ理論など、世界で起きた革 …

世界の鉄道が「ものすごい貨物量」に対応できたワケとは? 「規制で縛る」をやめた結果【物流と鉄道“失われた30年”中編】

執筆記事が掲載されました。中編は規制緩和政策。欧米がコンテスタビリティ理論に基づき規制政策を転換したのに対し、日本は規制はほぼそのままに民営化に進みます。その違いについて経済学の基本的なところから平易に紹介しています。 …

「まとめて運べば安くなる」を徹底追及する海外/「汗と涙の人海戦術」で人手不足の日本 物流の“深刻な差”どうして?【物流と鉄道“失われた30年”前編】

執筆記事が掲載されました。前編はコンテナ革命。インフラ投資により装置産業化し船・鉄道・自動車が連携して輸送する欧米のインターモーダル輸送と、労働集約的に小単位のトラック輸送に依存する日本の物流の違いについて平易に紹介して …

第24回 貨物鉄道論文賞 最優秀賞を受賞 公開開始

  伊東様と共同執筆した論文 「陸海一貫インターモーダル輸送の可能性と社会効果」が第24回 貨物鉄道論文賞 最優秀賞を受賞いたしました。 「明快な論旨とロジカルな立論」は伊東さまによるものです。 吉本一穂先生、 …

2025年物流・公共交通 再生への夢

2025年の年始に将来の夢を描いてみました。 物流の再生 従来国際基幹航路の寄港が減り続けてきた国際港湾は、規模の経済を追う世界の潮流に乗り津軽海峡港に集約され、北米航路の寄港が激増し国際輸送リードタイムとコストが圧縮さ …

成長する世界の物流、衰退する日本

ここ14年間、日本国内の貨物輸送量は微減傾向です。それに対して、世界の国際コンテナの取り扱い量は増加を続けています。一体これは何が起きているのでしょうか? 貿易大国は過去の話に 「日本は加工貿易」、「貿易大国」と学校で習 …

12月7日 日本物流学会 中部部会 zoom 講演[録画・資料 公開]

去る12月7日、日本物流学会 中部部会にてzoomによる講演をいたしました。 講演動画 録画インデックス(リンクをクリックすると録画が再生されます) 1:45 自己紹介 7:25 物流研究の経緯 12:08 国際コンテナ …

だから日本は「ローカル線」になった 急成長する世界の物流に引き離された現実 国の返り咲きプランとは?

202406日本港湾記事

乗り物ニュースに執筆記事が掲載されました 輸出入を海運にほぼ依存する日本にとって影響が大きい、日本港湾の地位転落について取り上げました 神戸港のコンテナ取扱は1990年に世界5位だったものが、2022年には72位に転落し …

参議院にて中川大先生が参考人発言

参考人 中川大先生

参議院 2024年4月17日 国民生活・経済及び地方に関する調査会(第四回)「誰もが取り残されず希望が持てる社会の構築」のうち、社会経済、地方及び国民生活に必要な施策(障がい者・ユニバーサルデザイン・地域交通への対応)に …

参議院にて宇都宮先生が参考発言(2023年)

参議院参考発言 宇都宮先生

去る2023年のことですが、こちらも重要ですのでポストいたします。 参議院 2023年2月15日国民生活・経済及び地方に関する調査会「誰もが取り残されず希望が持てる社会の構築」のうち、社会経済、地方の現状と国民生活におけ …

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