政策
EUの空間政策の「哲学」:ESDPが日本に教える三つの視点
はじめに:なぜEUの空間政策に注目するのか 日本が少子高齢化と人口減少に直面し、地方創生が叫ばれる中で、国土の「均衡ある発展」は永遠のテーマです。しかし、政策を実行するたびに都市一極集中が加速するというジレンマに陥りがち …
グローバルな知識層(エ二ウェア族)と地域住民(サムウェア族)
トランプ現象、ブレグジット、そして地方で繰り返される改革と抵抗。これはなぜ起きるのでしょうか?それはこの考えで説明できるかもしれません。都市・地方、そしてグローバルな知識層(エニウェア族)と地域住民(サムウェア族)の間の …
どこを突けばいい?改善支点を探し出すシステムダイナミクス
「なぜ、ある問題は解決しようとすればするほど悪化するのだろうか?」「なぜ、意図せざる結果が繰り返し起きてしまうのだろうか?」 答えは、物事の表面的な出来事ではなく、その背後にある「システムの構造」に隠されています。システ …
なぜ道路に偏重投資?その鍵は公共選択論にあるかもしれない
もう30年以上も公共交通の外部性や公共性と道路偏重投資の問題への議論がなされているのに、なかなか構造的な見直しが起きません。一方で海外支援ではバッチリと外部性の評価を元に支援が決定されています。どうも、不理解が原因ではな …
宇沢弘文博士 「社会的共通基本」を元に鉄道政策を考える
なぜ今、「社会的共通資本」なのか? 地方の鉄道路線が次々と廃線の危機に瀕し、都市部では交通渋滞が深刻化する現代において、私たちは交通インフラをどのように評価すべきでしょうか。そのヒントになるのが、経済学者・宇沢弘文が19 …
函館本線「海線」は誰のもの? 物流の大幹線が「単なるローカル線扱い」を脱しない“矛盾”
2025年9月15日、執筆記事が掲載されました。整備新幹線のスキームが旅客主眼のため物流の大幹線がローカル線扱いになること、北海道開発予算と鉄道投資のアンバランスなど、インフラ政策の面から解説をしました。 乗りものニュー …
海外支援と国内インフラ投資
前回まで、中国のインフラ産業覇権について取り上げました。礼賛するつもりではなく、実際さまざまな問題も指摘されています。そこは注意深く観察し、ここでは日本のインフラ投資を考えたいので、海外支援と共にスタディしたく思います。 …
図で見る規制を撤廃した欧米 民営化した日本
スタッガー法以降、生産性が上がり運賃が下がった米国の鉄道 なぜこれほどの改善が実現したのか?(資料:AAR) 大規模投資で整備される欧州の内陸コンテナターミナル 利害対立がある中、官民連携した投資で物流の改 …
世界の鉄道が「ものすごい貨物量」に対応できたワケとは? 「規制で縛る」をやめた結果【物流と鉄道“失われた30年”中編】
執筆記事が掲載されました。中編は規制緩和政策。欧米がコンテスタビリティ理論に基づき規制政策を転換したのに対し、日本は規制はほぼそのままに民営化に進みます。その違いについて経済学の基本的なところから平易に紹介しています。 …
日本のコンテナ革命は港で止まった!?
この記事では乗り物ニュース「まとめて運べば安くなる」を徹底追及する海外/「汗と涙の人海戦術」で人手不足の日本 物流の“深刻な差”どうして?【物流と鉄道“失われた30年”前編】を図入りで補足します。 欧米のインターモーダル …
公共交通マーケティング研究会 2024年度 録画・資料公開
公共交通マーケティング研究会 2024年度はリスタートセミナーと全4回の例会が開催され、その録画・資料が公開されています。「公共交通はこのままでは悪くなる」という危機感から「改善にマーケティングが使える」という想いで立ち …
都市交通決起大会の資料紹介
去る2024年11月15日、岡山市で開催された土木学会に合わせ、都市交通決起大会が開催されました。 交通政策の課題を知るには重要な内容のため、ご紹介させていただきます。下の画像をクリックすると、トラフィックブレインにある …
「グリーンランドを売ってくれ!」トランプ大統領のトンデモ発言 実は日本のビッグチャンスかも!?
執筆記事が掲載されました。 乗り物ニュース、Yahoo!経済ニュース トランプ発言への受け止めはさまざまですが、海運に着目しているという解説が少ないためこれを紹介しました。また、もし北極海航路が開通して欧州航路から移行が …
成長する世界の物流、衰退する日本
ここ14年間、日本国内の貨物輸送量は微減傾向です。それに対して、世界の国際コンテナの取り扱い量は増加を続けています。一体これは何が起きているのでしょうか? 貿易大国は過去の話に 「日本は加工貿易」、「貿易大国」と学校で習 …
公的投資により公共交通は地域を元気にできる!事例と考え方
公共交通が便利で使いやすければ、2台目のクルマは不要になり渋滞は減り年間50万円以上の家計が助かり、お酒を飲んでも家に帰れる中心街は賑わい経済も回り、地価も上がります。クルマの運転ができない人・苦手な人もストレスなく移動 …
News Picks 記事にコメントが引用されました
【上場】東京メトロに「時価総額1兆円」の価値はあるか NewsPicks編集部 2024/10/24 ※有料記事のため閲覧には契約が必要です 鉄道は公益性が高いため、一般企業の上場とは位置づけが異なること について、イン …
「湖国と文化」第189号 特集 「道の国」の鉄道とまちづくり
「湖国と文化」第189号 特集 「道の国」の鉄道とまちづくり に滋賀県の鉄道の歴史や交通まちづくりの活動について寄稿いたしました。 目次を見る
元3セク社長が指摘「赤字ローカル鉄道の処方箋」
2024年7月1日、東洋経済オンラインにインタビュー記事が掲載されました Yahoo!ニュースにも転載されています。
だから日本は「ローカル線」になった 急成長する世界の物流に引き離された現実 国の返り咲きプランとは?
乗り物ニュースに執筆記事が掲載されました 輸出入を海運にほぼ依存する日本にとって影響が大きい、日本港湾の地位転落について取り上げました 神戸港のコンテナ取扱は1990年に世界5位だったものが、2022年には72位に転落し …
京葉線だけの問題か?”快速の大幅減”地域に厳しいダイヤ改正が断行される根本原因 議論に欠落した視点
乗りものニュース、Yahoo! ニュースに執筆記事が掲載されました。 京葉線だけの問題か?”快速の大幅減”地域に厳しいダイヤ改正が断行される根本原因 議論に欠落した視点 ダイヤの良し悪しについては立場・地域によって評価が …
参議院にて中川大先生が参考人発言
参議院 2024年4月17日 国民生活・経済及び地方に関する調査会(第四回)「誰もが取り残されず希望が持てる社会の構築」のうち、社会経済、地方及び国民生活に必要な施策(障がい者・ユニバーサルデザイン・地域交通への対応)に …

































