コンテナの拠点はどこに?どんな形?
コンテナは船や鉄道、自動車で運ばれ、コンテナターミナルに集積されます。その輸送ネットワークの全体像はなかなか掴むことができません。日本鉄道マーケティングでは、この輸送網の地図(Google My Map)を作製しています。コンテナターミナルの実際の場所、航路や鉄道路線の特定を各種資料から特定しています。
GooglemapやGoogleearthの機能をフル活用することりにより、調査結果を地図上に多彩な形式でビジュアルに閲覧することができます。
主な用途
- 各ターミナルを瞬時に探し出し、航空写真で設備の様子やおおまかな規模を把握できます
- 拡大縮小で各拠点の繋がりと役割を鳥の目・虫の目で概観できます
- 留置コンテナの量や、車両などからおおまかな稼働状況を把握することができます
- 航路や鉄道などおおまかなルートから輸送時間等を推定できます
- Googleearthにより、講演等で時系列表示を加えたプレゼンテーションを行うことができます
- 資料から転記したデータなどのメモを閲覧
- 情報を選択し背景を変えて表示できます
図例:世界の港湾オンドックレール(コンテナ埠頭鉄道荷役線)を抽出表示
図例:欧州コンテナ輸送内陸水運(緑色)とODR(水色)、鉄道(赤色)のネットワークを抽出表示
図例:資料から転記されたデータの閲覧
Googleearthの表示例:球形表示により北米航路がほぼ直線である事が直感的に理解できる
図例:釜山港2003年、2014年、2024年の時系列比較
港湾
- 世界TOP100TEU港やスリーレター港を検索し、コンテナ取扱を特定。
- オンドックレールもマーキング
- 日本国内TEUランキングリストよりコンテナ取扱港を特定
図例:ロサンゼルス港/ロングビーチ港ターミナル(赤い船のアイコン)、オンドックレール(水色)ととアラメダコリドー(上部赤い太線)
図例:自動運転ストラドルキャリアのタイヤ痕がレールの様に同じ位置を通っていることを示しているロサンゼルス港TraPakターミナル
内陸水運港
- 欧州内陸水運協会の地図などを元に、港湾を特定。
- オンドックレールもマーキング。
- 河川や水路などは拠点間を直線で結びトポロジー(接続形態)を直感的に把握できるように作図しています。
図例:欧州最大の内陸水運港デュイスブルクの水陸結節
鉄道
- 米国 ダブルスタック貨物列車回廊調査レポートに記載されている回廊を記入
- 欧州鉄道貨物回廊(RFC)と欧州3大港の後背地情報からコンテナ輸送ルートを特定
- 鉄道コンテナターミナルは検索や目視で特定
- 港湾や都市などで運行ルートを特定しやすいよう、重要な配線をトレース
- コンテナ駅が見当たらない都市は旅客駅をマーキングし位置の目安としている
- 線路幅の広軌、標準軌、狭軌を色分けし、積替えのボトルネックを可視化
図例:幅400mを超え国際(20/40ft)コンテナと国内(53ft)コンテナが置かれるシカゴ センターポイント インターモーダルセンター
図例:ユーラシア大陸のコンテナ鉄道輸送網(黄色は計画線など未開業)
トラックターミナル等
- 検索等で発見されたコンテナ取扱ターミナルをマーキング