©︎一般社団法人 Rail DiMec 2025
関西万博2025において、Rail DiMeCの創立のメンバーの一人である大阪赤十字病院の中出雅治先生より、国際赤十字・赤新月運動のイベント「未来の野外診療所~ゼロ・エミッションの災害医療~」(期間:2025年5月4日(日)~5月10日(土))への参加の可否の問い合わせが、早稲田医療レギュラトリーサイエンス研究所にありました。早稲田大学からは、「鉄道の災害医療への活用」(Rail DiMeC研究会)と、未来の整形外科(岩﨑清隆研究室)の2課題が参加表明をしました。
1.はじめに
「未来の野外診療所」のイベントは、日本赤十字看護大学附属災害救護研究所の中出雅治先生が統括責任者を務めました。そこで、Rail DiMeC研究会では救急車の十分の1の模型をオープントップコンテナに積載することを再現した模型を作り、実際の訓練の時の動画とともにその詳細を説明しました。また、2024年の日本鉄道賞の記念ポスターも貼りました。
2.展示の概説
(1)全体のレイアウト
本イベントは、ギャラリーWestという図2の場所で開催されました。そこに、20のテーマが参加しました。
それぞれの展示場内の配置は図3のようになります。

(2)Rail DiMeCの展示
図4,5は展示の光景です。また、図6,7は当日見学者に配布したパンフレットです。それを、1分半で説明した動画のURLを以下に記載します。
丁度、連休中でもあり、親子連れが多く、沢山の見学者が興味を持ってくれました。
3. 今回の展示に参加したことに対する雑感
(1) 展示方法に関して
多くのパビリオンでは大画面で動画を見せるという手段が多かったようですが、ギャラリーWESTでは、見学者それぞれが実際にモノに触れることができ、その技術や将来の夢を直接、簡潔に説明きけたところが良かったというコメントをたくさんいただいました。
(2) 見学者の反応について
連休中は親子連れが多く、救急車に触っていいというと子供も親も嬉しそうに話を聞いてくれました。また、医大生・看護大生・専門学校生も興味深く我々の話を聞いてくれました。その多くは将来救急医療の仕事に携わたいという希望を持った若者が多かったように感じました。小学生の中には将来医療に関わる仕事をしたいという明確な希望を持った子供が複数人来て、しっかり質問をしていたのには大変驚きました。DMAT隊員や、JR貨物、関西私鉄の関係者などとも現場の話などができて、ふだんの学会展示とは違った体験ができました。
参考:万博会場 国際赤十字・赤新月運動館館 関連の報道
万博公式サイトの案内 パビリオン公式web パビリオン展示内容
大規模災害を救う「病院列車構想」RailDiMec 出展
【大阪・関西万博】国際赤十字・赤新月運動館
読売新聞 2025/04/25
TBS 4/24(木)
天皇皇后両陛下の長女・愛子さま 5月8、9日に大阪・関西万博を視察 国際赤十字・赤新月運動館では関係者と懇談
天皇皇后両陛下 大阪・関西万博で「国際赤十字・赤新月運動館」を訪問|TBS NEWS DIG
時事通信 2025年04月12日
万博開幕前日 国際赤十字・赤新月運動館に到着された天皇、皇后両陛下=大阪市此花区[代表撮影]
宮内庁 令和7年4月12日(土)
プレスリリース 2025年4月4日
大阪・関西万博 人道のチカラを伝える「国際赤十字・赤新月運動館」を出展
~体感型パビリオン、いよいよ公開~