今月のお知らせをお送りいたします。6月は梅雨空が続き、地域鉄道の沿線ではしっとりとした風景が見られるようになりました。山形デスティネーションキャンペーンも始まり、お客様である山形鉄道沿線の熊野大社が注目されはじめています。この熊野大社では縁を結ぶ満月の夜の神事「月結び」が執り行われます。私も来月参拝いたしますので、皆様とのご縁に感謝を込めてお祈りしたく思います。

出会いと交流

南阿蘇白水郷美術館で頂いた四葉のクローバーと赤毛のアン

南阿蘇白水郷美術館で頂いた四葉のクローバーと赤毛のアン

今月、東武博物館で開催された地域鉄道フォーラムでは、鉄道経営者やOB・支援団体の皆様と遅くまで酌み交わし楽しく交流させていただきました。共通の悩みも多く、情報交換が進むにつれて新たなアイデアも次々と生まれました。

九州出張では南阿蘇で思いもかけない出会いもあり、一服の清涼剤のようなひとときを過ごす事ができました。出向く事で出会いが生まれ、新しい事が始まります。鉄道は人を運ぶだけでは無く縁も結ぶものだと改めて思いました。

7月15日は交通まちづくり戦略会議発足シンポジウムに参加します。豪華なメンバーに加え、交通・まちづくりと医療を一体で考える新しい試みと、新たな出会いが楽しみです。

http://www.obako5.com/?p=9505

業績を発表する際のコツ

株主総会や役員会で報道機関に業績発表の情報を渡す時に、頑張った結果をネガティブに報道されたらがっかりですね。これはちょっとした気配りで防ぐ事ができます。例えば、ただ「利用客が減少」と書けば、そのまま見出しになってしまいます。例えば定期外客は増えていませんか?頑張って増やしたり減少を柔げた部分を見出しにし、人口減少で定期客の減少は避けられないので全体としては減少になったと等と中学生でもわかるような説明を作り文書化して記者の方に渡すのです。日本鉄道マーケティングでは、報道機関に向けた情報発信(プレスリリース作成)をお手伝いしておりますのでぜひご検討ください。

初心忘れず

弊社は設立6ヶ月を迎えました。この半年間、様々な事がありましたが皆様に支えられてここまで来る事ができました事、感謝申し上げます。初心を忘れない様、設立時にお寄せいただいたお言葉を毎月お二人ずつご紹介いたします。

春田社長由利高原鉄道株式会社 代表取締役社長 春田啓郎 様

蛇の道は蛇といいます。日本鉄道マーケティング代表社員の山田さんは、そのIT関連の知識をフルに生かし、1年以上にわたり由利高原鉄道のマーケティングを支援され、webページやFacebookのみならず、私がおこなって来た広報活動の発展にも寄与されました。苦労して一緒に作り上げた手法が他の鉄道事業者様のお役に立てば大変喜ばしい事です。引き続き応援するとともに今後のご発展を祈念します。

大塚先生150湘北短期大学 総合ビジネス学科 准教授 博士(経営学)大塚 良治様

モータリゼーションの進展等で公共交通を取り巻く状況は年々厳しさを増しており、交通事業者が収益を確保するためには、従来までとは違った発想や取組が必要になってくるものと予想されます。日本鉄道マーケティングのサービスが、交通事業者の収益改善に寄与する事を期待いたします。

「なぜローカル経済から日本は甦るのか」

なぜローカル経済から日本は甦るのか

なぜローカル経済から日本は甦るのか

企業再生の神様、冨山和彦氏の新著です。氏は
岩手県北自動車、福島交通、会津乗合バス、茨城交通、関東自動車を統括するみちのりHDを経営されており、とても考えさせられる内容です。国際競争で勝ち抜く数%のG(Global)ビジネスと、 地域で労働集約的なサービスを提供する L(Local) ビジネス。GとLはどちらが偉いという訳では無く、全くの別物で処方箋も全く異なるという新しい視点を与えてくれます。
http://www.amazon.co.jp/dp/4569819419

地域鉄道の問題シリーズ

今回は「問題その3:個人旅行客が来てくれない」を掲載しましたのでご覧ください。

問題その3:個人旅行客が来てくれない

http://jrmkt.com/?p=174

お詫びと補足

前回のメール便り中、スイスの鉄道が行っている駅の結節で「特別な設備を必要とせず」という表現がありました。これは地域鉄道のような単線鉄道とバスの結節であれば現状の施設で結節できる事を指しています。駅まで行く手段が無ければ自動車を使わざるを得なくなるので、使っていただく為には二次交通との物理的な結節だけでなく、タイミングもとても重要となりますのでご紹介いたしました。

一方、鉄道路線同士が網の目のように結節する場合は、各区間の運行時間を揃えるために高速化などの投資、全路線の列車が一度に乗り換えできるように駅を改良するなどさまざまな投資が必要です。これに該当するのは国内ではJRさんと大手私鉄さんのみですので、説明を省略してしまい誤解を生む表現となってしまいました。ご指摘を頂きありがとうございます。お詫びして補足いたします。

以下は由利高原鉄道からのお知らせです。

由利高原鉄道メール便り【2014年6月 Vol4.5】

http://www.obako5.com/?p=9511

  • 6月29日烈車戦隊トッキュウジャー で由利高原鉄道が紹介されるよ!
  • 6/28〜7/7 たなばた列車
  • 交通まちづくり戦略会議の発足と 7/15五反田にてシンポジウム開催
  • 7月13日(日)に「サヨナラ1502」運行
  • 7/12関西発 「サヨナラ1502」乗車&撮影バスツアー3日間
  • 7月19日は納涼ビール列車(第1弾)
  • 8月1日納涼ビール列車(第2弾)
  • 8月6日貸切列車クルージングトレインで行く青森ねぶた祭りツアー
  • 書籍「元気なローカル線のつくりかた」で由利高原鉄道が紹介されました
  • 8月9日(土)は由利原まつり観覧ツアー
  • 8月24日(日)は由利高原鉄道検定試験
  • 「いま乗っておきたいローカル線!」に由利高原鉄道が掲載
  • まごころ通信003 20140601

由利鉄 5D YR3002+3001+3003  雨に煙る峠から 鮎川~子吉 140613  佐藤和博W690

【雨に煙る峠から 鮎川~子吉 6月13日 佐藤和博】

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