5月のお知らせをお送りいたします。 このひと月、夏に入りはじめた九州と桜が満開の山形を行き来し、改めて日本は広いなと感じました。 時おり「鉄道ジャーナル、野村社長のコラムを読みましたよ」と声をかけられ「いやぁ」と頭を掻く事もしばしば。

長井駅で観光客を迎える武者とバーニックナガイ

長井駅で観光客を迎える武者とバーニックナガイ

4月末にはその山形鉄道様のお手伝いに行きましたが、驚きの連続でした。 3両編成のうち2両が団体用ですから100名位しか乗れないはずなのに、時に2000名以上のツアーを受け入れるそうです。その秘密は催行日を分けるのと途中駅でお客様を入れ替える事。列車に合わせて小分けされた数台の観光バスが駅に次々到着し、お客様が乗り換える様はまるでスイスのパルスタイムテーブル。精緻に組まれたツアースケジュールにより列車とバスが見事に連携していました。満足度を上げる秘密も隠されている様でお客様の楽しそうな笑顔も印象的でした。6月末のさくらんぼツアーも大人気の模様です。

時刻表にみるスイスの鉄道

時刻表にみるスイスの鉄道

5月は以前から注目していたスイス鉄道の運行について大内雅博先生の講義が聞けた事が大きな成果でした。スイスは九州ほどの面積で四国ほどの人口密度ですが、鉄道・バス・舟を連携させた便利な交通ネットワークを作る事で公共交通の利用率を高めています。その仕掛けの鍵がパルスタイムテーブル。1時間に1本しか列車やバスがなくとも不便なく移動できる仕掛けで特別な施設が無くとも実現できます。大内先生はスイス鉄道の分厚い時刻表を独自に解析して、この精緻で巧妙な仕掛けを解き明かしています。日本ではまだ知られていませんが、日本の地域鉄道を救う鍵になるかもしれないと期待しています。

大内先生ご著書の書評

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090909/204370/?rt=nocnt

 

地域鉄道の問題シリーズ、今回は「その3 由利高原鉄道で起きた奇跡」を掲載しましたのでご覧ください。

由利高原鉄道で起きた奇跡

http://jrmkt.com/?p=165

以下は由利高原鉄道からのお知らせです。

駅や里が桜色に染まるころ、可愛らしい「ゆりてつラッピング車」も走りはじめました。また、台湾 平渓線との姉妹鉄道協定締結式も大きく報道されました。そして例年のこいのぼり列車も多数のご乗車をいただけ、華やいだ春を迎えた由利高原鉄道です。沿線の田には水が張られ、一年で一番美しいと言われる残雪の鳥海山が顔を出しています。大好評だった500円で一日楽しめるワンデーワンコインツアー、菜の花まつりツアーもご案内が始まっています。今年は電話受付となりますので、平日営業時間にお申し込みをお願いいたします♫

由利高原鉄道メール便り【2014年5月 Vol4.4】

http://www.obako5.com/?p=9460

  • 菜の花まつり列車2014
  • ワンデー・ワンコインツアー~鳥海高原スポットめぐり~
  • 4月30日 台湾・平渓線との姉妹鉄道協定に多数の報道
  • 500円で一日楽しめるワンデー・ワンコイン菜の花まつりツアー
  • 6/14,15よこすかYYのりものフェスタ2014に出展します
  • 7月13日(日)に「サヨナラ1502」運行
  • サザエさんのオープニングに由利高原鉄道が登場
  • ゆりてつラッピング車両 発進! 記念乗車券 通信販売開始
  • 「ゆりてつ」ラッピング車両 特集ページを開設

 

このページのアドレスは http://jrmkt.com/?p=168 です。