ドタバタとしているうちに、2ケ月があっという間に過ぎてしまいました。この間、営業・企画・補助金の申請などを仕込んでいますが、今までのご縁に本当に助けられています。自分一人では何もできませんが、自分や自社があることで進むことは多々あり、自分が前に立つよりも人のお役に立つことが嬉しい心境になっています。
記事の執筆を始めました
公共交通に関して、ここ10年で持った問題意識を基に、社会のトピックと合わせて記事の執筆を始めました。まずは京葉線通勤快速問題のトピックから、背景にある鉄道の外部性を配慮していないJRスキームの問題を取り上げてみました。
物流の記事執筆
次に、ここ1年ほど問題意識を持って調べ続けている物流関係についても記事を執筆しました。ここ30年間に日本の港湾が転落した原因と政府の対策について紹介しています。物流は2024年問題が話題になっています。5年前に制定された過労死ラインを越えてはならない勤務時間の規制の猶予が切れて、ドライバーが不足するという異常事態です。多重下請けや輸送効率など、業界には構造的な問題が多々潜んでいますので、今後も研究を重ねていきたく思います。
鉄道会社のまちづくり1
5月10に第93回運輸政策セミナー にてTOD(自動車に頼らない公共交通まちづくり)の問題提起と大手民鉄各社の事例発表を拝聴しました。また、お台場で開催された「自治体総合フェア」にも伺い、自治体と鉄道それぞれの違いが見えてきました。
鉄道会社のまちづくり事例
ゴールデンウィーク明けは地元イベントが盛んになります。JR中央線コミュニティデザイン株式会社が関与する、「西国分寺地ビールフェス」と「武蔵境ピクニック」「ひの新選組まつり」、相鉄が関与する「横浜ネイチャーウィーク」、小田急が関与する「下北せんろ祭」などを訪問しました。
人の繋がり、自然との共生、街をさらにお洒落に元気に、、それぞれ地域の環境によってテーマも異なりとても興味深いものでした。大手鉄道会社でも街に入り込み、住民と一緒にまちづくりを進める。中には学生寮まで作って人材育成にも乗り出す事例もありました。自治体か、鉄道かではなく、自治体も鉄道も住民もそれぞれの強みを活かした協調が生まれていることは、とても興味深いものです。
近江ARS百閒サロン
青山草月ホールで行われた近江ARS東京大会 「別日本でいい 仏はどこにおわします」が開催されました。書籍もお披露目されました。次々と登場されるゲストと、示される斬新な視点に圧倒され、日本の奥深さ、底知れなさを感じ取りました。
6月に入り、百閒サロンが彦根城の中堀に面した埋木舎にて開催されました。前回2月は、アジアの植民地化が進み大国清がアヘン戦争で倒され、一方国内では尊王攘夷派がテロを起こす中、井伊直弼公が大老に押し上げられるという時代背景を中心に交し合いを行いました。今回は井伊直弼港が埋木舎でストイックに国学・茶道・居合などの修業を続けてきた様子、直弼公に仕えた大久保守善氏の子孫から、埋木舎を守り続ける思いなどを語っていただきました。命がけで国を護り、彦根藩領民も愛した直弼公が悪役にされてしまい、それが今でも広め続けられている。ここが日本の歪みにもつながってるのでは?と思えています。
以上