まちのわ会議 盛況に開催されました

2025年2月11日 蒲生コミュニティセンターにてまちのわ会議が開催されました。当日は東近江市市政20周年記念式典があり交通に関心が高くないと言われる地域だけに心配されましたが、48名もの参加をいただきました。
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話題提供は「移動と交通まちづくり」

最初は「着席者」から話題提供。会場の中に輪になって机を並べて話し合います。参加者はその周辺をぐるっと取り囲みます。

交通Xまちづくり 代表の山田からは、話題提供として移動と交通まちづくりについてお話させていただきました。

着席者からはユニークな鉄道活用

鉄道X映画 ムラヤマ J サーシ監督からは、「映画ガチャコン!」を地域と鉄道と共に製作し、映画づくりを通して地域づくりをする活動が紹介されました。特に今回「映画ガチャコン!3」は、近江鉄道沿線でない地域を舞台にした「大逃亡」という映画と2本建てで製作・上映され、お互いの地域の方々が相手に関心を持つように仕掛けたという秘密も披露されました。そしてガチャフェスに合わせて映画作りワークショップも開催。映画は4作目も進行中との事で楽しみです。

鉄道Xスポーツイベント ステップアウトマーケテイングの今宿さんからは、高層ビルの階段を駆け上るステアクライミング(Stair climbing)を、近江鉄道に持ってきたとのこと。「高層ビルあったっけ?」はい、無いです。なんと、太郎坊宮の2400段ある石段が競技会場です。昨年は近江鉄道ガチャフェスと合わせて開催したところ、参加者数が激増したとのこと。次回は東京・名古屋の高層ビルと共に太郎坊宮が会場になる大会も企画されるそうです。

鉄道X子供 西田さんはED314の保存で有名な方ですが、里山保全や子供の遊び場作りなどマルチに活動中。桜川駅では駅長変装姿で小学生に地域の歴史を伝えたり、駅のイルミネーションやペンキ塗りなどさまざまな活動をされています。

鉄道X地域 近江鉄道ヒーロー課(?)の和田さんからはみらいファクトリーの活動などが紹介されました。LINE海員も1000人を突破したそうです。

バズトークセッション

話題提供が一巡したところで、参加者と着席者が混ざって数名で話し合う「バズトーク」。交通とまちづくりについてそれぞれ思いを語り合いましたが・・・・中でも注目を浴びたのは山本 健登(やまもと けんと)さんが製作したBVE近江鉄道シミュレータ。「なんて世界だ・・・・」あまりのリアルさに会場は唖然としました。

後半は「やさしい交通しが」のプロジェクト発表

この1年間、「やさしい交通しが」の仲間が頑張って進めた事・作り上げた事を地域の皆様に見ていただき、これからを考えたいという事で、各プロジェクトのリーダーから発表が行われました。

CMC 滋賀県立大の上田洋平先生から、はCMC(コミュニティ・モバイル・カレッジ)の紹介。沿線の魅力に気づき、想いを同じに鉄道愛・地域愛を醸す共通意識プラットフォームを作ろうという野心的な試み。49’sの小中社長が発した「綿から糸から100%地元産のデニムを作りたい」という一言から、近江鉄道沿線100%デニムを実現できないかと綿花栽培・製糸・機織り・藍染め・縫製の活動をしているメンバーが沿線から集まって夢を膨らませました。

駅バル 日頃鉄道に縁が無い人々により、駅でバルを開催して、交通街づくりのきっかけにしようと、カフェOn Your Markの忠田マスターから発表。

ジオラマ 小松さん、さきほどの山本さん、戸田さんらが高校生らと学びながら駅周辺のジオラマを作り、現状の鳥居本駅を作ると課題が見えてきて、どうすればいいかと理想の駅前周辺を試作した中からの学びを多々発表しました。

参加者の感想

色々な方の活動が良くわかって良かったです。
若い子育て世代の人たちにいかに東近江市に移り住んでもらえるかを考えることが大事
近江鉄道沿線のまちづくり活動を全国にも展開させられると良いなと、その為には核となる人材の発掘がKeypoint
近江鉄道愛+地域愛 可能性は∞無限大!
交通のあり方を皆さんと考えることができました。発表が緊張してしまいました。ありがとうございました。
様々な団体が沿線がより良くなるような活動をしていることがわかった。
懐かしい仲間たちが発表していてとても良かった。
近江鉄道を活かして地域を盛り上げようという多くの人と出逢えて楽しい時間を過ごせました。来年度の活動につなげたいと思います。
知らないことばかりで大変勉強になりました。
近江鉄道沿線、人材揃っていますね。映画の取り組みとその広がり貴重だと思います。
駅は人生の思い出となる場所。人と人がつながる場所。駅に人が集まる場所があれば、鉄道の利用者も増える。集まる場所は自分たちで作っていける。たくさんのヒントを頂きましたありがとうございました。
沿線のおもしろい人が多く楽しかったです。
良い話ありがとうございます。
新しい団体とつながれてメチャクチャ楽しかったです。
興味を行動にどうやって変えていくか!様々なインスピレーションを感じられた会議でした、ありがとうございます。
「駅は、長い歴史を通して何世代もの人が、同じ風景・行動を体験しているとても貴重な存在」という山田さんの言葉は、自分にとってもガチャコンを見るたびに思い出すことと重なりとても心に響きました。

謝辞

今回のまちのわ会議は、ラウンドテーブル運営委員会、まちづくりネット東近江さんにより企画開催いただきました。東近江市の市民活動は物凄く盛んでまちづくり協議会の活動も活発です。まちづくりネット東近江さんはそのプラットフォームとして、市民活動に向けたさまざまなサービスやネットワーキング、そして自らも子ども向けの市民活動などを行っています。昨年は、市民団体が集まる交流会わくわくこらぼ村でもお世話になりました。

まちのわ会議では、やさしい交通しがの活動や交通まちづくりについてご紹介できました。
さあ、蒲生野を起点に近江の交通まちづくり市民活動に茜さすか!?これからがスタートです。

開催概要

まちのわ会議~活動事例から考える~近江鉄道沿線のこれから

東近江市では様々な市民活動が行われています。その一つ一つは大切なものばかりです。今回は「近江鉄道」と「まちづくり」をテーマに様々な事例を聞きながら、参加者が同じ目線で意見を交わす場を開催します。東近江市には近江鉄道の駅が12駅あります。全線で33駅で約半数が東近江市にあります。このような点からも、近江鉄道を活用することで、日常生活の中や観光面など、様々なところで活躍が期待できそうです。
 近江鉄道とまちづくりに関するプロジェクトの報告や、近江鉄道を通して様々な活動をしてこられたゲストを招きこれからの交通とまちづくりについて意見交換をします。ぜひご参加ください。
(事前予約制)→ <予約終了>

開催概要

日時 2025年2月11日(火祝) 14:00~16:30
(13:30~受付開始)
会場 蒲生コミュニティセンター (住所:東近江市市子川原461-1)
NPO法人まちづくりネット東近江
TEL 0748-56-1277
MAIL info@e-ohminet.com