IT業界のノウハウを活用し、地域鉄道と地域企業のマーケティングを支援
地域の活性化を実現します

2014年1月6日 

 2014年1月6日、合同会社日本鉄道マーケティング(本店 東京都武蔵野市桜堤3−3−15 代表社員 山田和昭)は12月2日に会社を設立し活動を開始した事を発表しました。国内唯一の鉄道を専門とするマーケティング企業として、実績あるコストパフォーマンスの高いマーケティング手法を用い、国内各地で苦境に立たされている地域鉄道とその沿線企業に実績あるマーケティングサービスを提供し、活性化に貢献します。

今、国内の地域経済は疲弊し過疎高齢化は深刻さを増しています。地域経済を支える地域鉄道は苦境に立たされ、2001年以来東京—姫路間に相当する670キロを超える路線が廃止されました。線路がバスに代わった地域では、ランドマークである線路を失い、高齢者の外出が減り、経済が更に悪化する例もあります。しかし、地域の鉄道事業者の多くは、輸送業務を継続する最低限の人員に絞り込んでいるため、マーケティングや営業に手が回らず、シェアの低下に手だてが打てず、変革への戦略も立案できない状況に追い込まれています。また、地域鉄道を支える自治体や地域は鉄道ビジネスのノウハウに薄く打ち手をなかなか見いだせない状況の中、11月に成立した交通政策基本法では自治体の更なる関与が求められています。

このような社会的状況に鑑み、地域鉄道の体力に応じたマーケティングサービスの提供を通じて地域の活性化に寄与する事を目的に、日本鉄道マーケティングは設立されました。IT業界のノウハウを活用し地域鉄道に適したマーケティング手法を秋田県由利高原鉄道株式会社と共同で開発。マーケティングに関するコンサルティングから地域コーディネート、商品企画、ネットマーケティング、広報支援のサービスを提供。webページは更新が容易でスマートフォンでの閲覧にも対応したシステムを採用し、サーチエンジン対策やFacebookを通じた情報発信により閲覧数を増やします。また、話題を呼ぶ「広報商品」として車窓ビデオと組み合わせた地酒セットやキャラクター商品を開発し完売した実績もあり、プレスリリースやブリーフィング等の広報活動も支援します。地域の活性化と地域鉄道の経営健全化は一体のため、これらのサービスは地域鉄道とともに沿線企業も対象とされます。お試しプログラムでは、以上のサービスが3ヶ月間99,800円という低価格にて提供され、複数の鉄道事業者ならびに沿線企業と商談が進んでおり、公式Facebookページにも業界関係者による書き込みが相次ぐなど、今後の展開が期待されます。

以上

日本鉄道マーケティング 設立にお寄せいただいたお言葉(順不同)

春田社長由利高原鉄道株式会社 代表取締役社長 春田啓郎 様

蛇の道は蛇といいます。日本鉄道マーケティング代表社員の山田さんは、そのIT関連の知識をフルに生かし、1年以上にわたり由利高原鉄道のマーケティングを支援され、webページやFacebookのみならず、私がおこなって来た広報活動の発展にも寄与されました。苦労して一緒に作り上げた手法が他の鉄道事業者様のお役に立てば大変喜ばしい事です。引き続き応援するとともに今後のご発展を祈念します。

大塚先生150湘北短期大学 総合ビジネス学科 准教授 博士(経営学)大塚 良治様

モータリゼーションの進展等で公共交通を取り巻く状況は年々厳しさを増しており、交通事業者が収益を確保するためには、従来までとは違った発想や取組が必要になってくるものと予想されます。日本鉄道マーケティングのサービスが、交通事業者の収益改善に寄与する事を期待いたします。

佐藤先生一般社団法人交通環境整備ネットワーク 代表代表理事 佐藤信之様

公共交通の業界は一般的にマーケティングという発想がありませんでした。もともと需要を追いかけることで汲々としていた時期が長く続いたということ、コスト上昇による経営成績の悪化は容易に価格に転嫁できたことなど、一般の産業界とは経営条件が大きく異なっていたということができるでしょう。そのような鉄道経営にマーケティングの手法が取り入れることにより、革新的な変化が期待できると考えます。団体旅行を獲得するエージェント・セールスの展開やグッズなどの物の販売にマーケティングの手法を使うことは徐々に行われるようになってきましたが、さらに生活交通まで含めて需要喚起のためにマーケティングの手法が導入されることで、鉄道やバスなどの地域交通の再生につながると思われます。また、鉄道とバスとの連携をプロデュースするという役割も担っていただければと思います。

合同会社日本鉄道マーケティングは、単なるコンサルタントにととまらずに、実際に地方の公共交通の経営体と一体となって、集客・増収の実際を担っていかれるということについて、今後の事業展開について大きな期待を寄せるものです。

第三セクタ−鉄道等協議会

合同会社日本鉄道マーケティングの設立を歓迎いたします。第三セクター鉄道にとって有益なサービスを提供され、活性化に寄与されることを期待します。

吉田社長2ひたちなか海浜鉄道株式会社 代表取締役社長 吉田千秋様

ローカル鉄道の人材育成を目的にひたちなか海浜鉄道が主催する「ローカル鉄道・地域づくり大学」には鉄道を応援される方や自治体関係者とともに代表社員の山田さんも参加され、積極的にご発言されています。ローカル鉄道を元気にされるための一層のご活躍を期待しています。

下村先生尚絅大学文化言語学部 非常勤講師 博士(商学) 下村 仁士様

2013年12月に交通政策基本法が成立しましたが、これから策定される交通政策基本計画によって、地域公共交通の位置づけや施策がどのように変わるのか、現在注目されています。

マーケティングは単に交通事業者が自らの収益力を高めるだけではなく、地域公共交通の顧客、すなわち地域の利用者をよく知るとともに、地域社会の価値を高めることに貢献します。
日本鉄道マーケティングの活動に期待しています。

野村社長150山形鉄道株式会社 代表取締役社長 野村浩志様

日本鉄道マーケティングの設立、おめでとうございます。
鉄道は、「人」を運ぶと同時に人間の「思い」も運んでいます。
その「思い」を山田代表のノウハウでビジネスに展開することも可能です。
由利高原鉄道さんの実績がその効果を明らかにしています。

 

横浜商科大学 講師(広報学) 、日本旅行作家協会、南九州観光調査開発委員会 委員 谷浩志様

「くまもん」や「ななつ星」のヒットを生み出した九州の観光活性化には、マーケティングと広報が大きな力となりました。目利きを動員し地域の魅力を発掘し、ブランド化し、メディアの力を借りて発信を続けたのです。名前が売れている他の観光地に勝つには、がむしゃらにアピールするだけではだめで、知恵が必要だったのです。「地域鉄道と地域の活性化にマーケティングを使う」という日本鉄道マーケティングのコンセプトは、規模は小さくともキラリと光る活性化を期待できます。ぜひ頑張ってください。

日本鉄道マーケティングとは

地域鉄道の体力に応じたマーケティングサービスの提供を通じて地域の活性化に寄与する事を目的に、日本鉄道マーケティングは設立されました。IT業界のノウハウを活用し秋田県の第3セクター鉄道由利高原鉄道株式会社と共同で地域鉄道に適したマーケティング手法を開発。サービス範囲はコンサルティングから地域コーディネート、商品企画、ネットマーケティング、広報支援など幅広くカバーします。地域の活性化と地域鉄道の経営健全化は一体のため、これらのサービスは地域鉄道とともに沿線企業も対象とされます。

本社 東京都武蔵野市桜堤3−3−15 代表社員 山田和昭

会社名:合同会社日本鉄道マーケティング(Japan Railway Marketing LLC.)

資本金:120万円
設 立:2013年12月2日
決 算:11月30日

公式Web: http://jrmkt.com 
公式Facebookページ: https://www.facebook.com/japanrailwaymkt

TEL:080-6717-0448

代表社員 山田和昭

山田prof1963(S38)生まれ(50歳)、早稲田大学理工学部工業経営学科卒

1987年よりIT業界(CSK, Lotus, COGNOS, SAS) にてシステム開発営業、営業企画、プロダクトマーケティング(商品・販売企画)、カスタマーマーケティング(顧客囲い込み)、コーポレートマーケティング(広報・企業ブランディング)など、販売拡大に関わるマーケティングと営業業務を統括および実施。2012年8月より秋田県 由利高原鉄道 ITアドバイザーとして、ネットマーケティング、商品企画などを行い、業績改善に貢献。
資格 情報処理2種、CISA(システム監査人)、国内旅行業主任者、宅地建物取引業主任者(試験合格)、普通自動車1種免許、剣道初段

由利高原鉄道株式会社とは

由利高原鉄道(鳥海山ろく線)は昭和60年 第一次廃止対象線区であった国鉄矢島線を引き継ぐ第三セクター鉄道として誕生しました。日本海に面する秋田県由利本荘市の羽後本荘駅から鳥海山の麓である矢島駅までの全長23.0kmの路線で、地域の方々からは公募で決まった「おばこ号」の愛称で親しまれています。観光客からは東北屈指の名山「鳥海山」を仰ぎながら、美田地帯を子吉川に沿って走る素朴で懐かしい車窓と、秋田おばこ姿のアテンダントが人気です。前郷駅では旅客鉄道としては珍しい「タブレット交換」を見る事もでき、これが本州では残り3線区(全国では4線区)のみとなったため鉄道ファンの注目も集まっています。2011年6月に公募で社長に就任した春田啓郎により、旅行業界の経験と鉄道ファンの知識を活かし、秋田おばこ姿のアテンダントを増員し接遇を向上させるとともに、旅行会社との契約を締結し団体客を誘致。さらに鉄道ファンによる企画会議ツアー、こいのぼり列車、由利高原鉄道検定試験など特色のあるツアーやイベントを次々に打ち出しています。

本社 秋田県由利本荘市 矢島町七日町字羽坂21番地2、代表取締役社長 春田啓郎

ホームページhttp://www.obako5.com
Facebookページ http://www.facebook.com/yurirail Twitter @yuri_tetsudou

主な実績(2012年8月から14ヶ月間)

2012年

7月 由利高原鉄道とITアドバイザー契約締結

8月   由利高原鉄道のFacebookページを開設

10月  由利高原鉄道オフィシャルwebページを全面リニューアル
プロモーションビデオ「第二の故郷」編 公開開始
鉄道フェスティバル(東京)のブース運営支援

11月  webショップを開設、クレジットカード決済開始
中間決算のプレスリリースを配信
東北ブロック定例記者会にて由利高原鉄道のPRを開始
「由利高原鉄道メール便り」発行開始

2013年

1月 車窓ビデオと地酒のセット「車窓旅情セット」を企画・販売

2月 プロモーションビデオ「非日常の風景」編 公開開始
首都圏の鉄道雑誌媒体に対しプレスツアーを実施
新車YR-3002甲種輸送の特設ページを開設

3月 時刻改正のプレスリリースを配信
新車の座席モケットを使用したクッションを企画・販売(完売)
新車のペーパークラフトを企画・製造・販売(完売)

4月 鳥海山の残雪詰めにした日本酒「残雪 旅情セット」を企画・販売

5月  由利高原鉄道応援団結成を支援、横須賀YYフェスタ出展

8月 応援団とオリジナルキャラクターを企画、名称を公募し「やしまこころ」に
応援団による恵比寿ビール祭りステージプロモーション

10月 矢島駅開業75周年記念事業として
・由利高原鉄道Nゲージレイアウトの企画、製作支援
・由利高原鉄道 四季の写真展(7名の写真家、40点を展示・販売)
オープニングコンサート 企画・開催
YR-3000HOゲージ鉄道模型を企画・販売

11月 中間決算のプレスリリースを公開
「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム」ポスターセッション発表

12月 合同会社日本鉄道マーケティングを設立

マスコミ広報

ダイヤ情報201306観光とまちづくり首都圏の雑誌などへの広報活動を支援。鉄道趣味誌や観光雑誌の巻頭特集および表紙を獲得。その後、AERA(2013/12 ローカル鉄道特集 91社中5社の巻頭特集に採用)、旅行読売等にも掲載。従来は無名でマスコミが立ち寄らなかった鉄道が徐々に取材の定番になる。

 

商品開発

旅情残雪セット地域の酒蔵 天寿酒造と提携し、由利高原鉄道に乗りたくなる地酒のセット「車窓旅情セット」「残雪 旅情セット」を開発。お酒と車窓ビデオの組み合わせで手軽に乗車気分を味わっていただける「バーチャル飲み鉄」が受け、全国紙やローカルTVで紹介され、完売。

 

 

YR3000模型鉄道模型を出版社と協力して商品化。ロット数が少ないため新製法を採用し、日本経済新聞webにも掲載。

日本鉄道マーケィングによるサービス

全国91社の地域鉄道の事業者および沿線地域の事業者を対象に、ネットビジネスの立ち上げを支援し、その地域で売れる体力が付いた後は商品企画や企業ブランディングに業務を拡大し、地域活性化のプロデュースに発展させます。

地域鉄道事業者のネットビジネス立ち上げの支援

従来、地域鉄道事業者の顧客は沿線地域に限定されていましたが、過疎化で市場は縮小しています。一方、ネット時代となり遠隔地の顧客と取引し地域の貿易収支を高める事も可能ですが、鉄道事業者は日々の鉄道運行に手一杯な事が多く、専任者を置く事も難しい状況にあります。本事業では、鉄道事業者が首都圏などの大消費市場に対し、通販・旅行販売などを行うネットビジネスの立ち上げを、webサイトやSNSページの構築・運営およびマスコミに対する広報活動により、従来の広告宣伝にくらべ資金負担の低いサービスにて支援します。また、地域鉄道沿線の事業者(観光協会、道の駅など)にも対象を広げ、地域全体の活性化に貢献します。

商品企画、企業ブランディングによるネットビジネスの拡大

地域から「輸出」できる産品やサービスを増やすため、商工会などと連携し地域における商品企画を支援し、ネットビジネスの拡大に貢献します。

地域活性化のプロデュースにより地域をさらに活性化

ネットビジネスの成功により活性化した地域をさらに元気にするため、「よそ者」の視点から地域の強みを活かす戦略策定のコンサルティングならびにプロデュースを行い、地域に人とお金を呼び込み、地域をさらに活性化します。

合同会社日本鉄道マーケティング日本鉄道マーケティングのロゴマーク「シーサスクロッシング」:地域鉄道と沿線企業を2条の軌道に表し、協調・協力し永続的に発展していく姿をイメージしています。

日本鉄道マーケィングはここがちがいます

鉄道業に特化したマーケティング

鉄道業に特化したマーケティング会社は他に存在しません。鉄道業は公共性が高く、安全に対しては非常に厳しい規律を持つ業界です。また、一般には理解されがたい鉄道ファンという特殊な顧客がいるため、そのマーケティングは独特な物となります。本事業では、由利高原鉄道における経験を最大限に活かした鉄道業に特化したマーケティングサービスを提供します。

鉄道業での実績

本事業を設立する代表社員は、秋田県の第三セクターである由利高原鉄道において、マーケティングを受託しました。由利高原鉄道が走る秋田県は日本最悪の過疎高齢化地域でかつ高い道路整備率という鉄道にとっては最悪とも言える環境です。その環境下にありながら、知名度の向上、物販の成長等で成果をあげています。

web技術の差別化

webサイトについては、鉄道事業者用のひながたを持ち、これを各社共通で運用する事で迅速な立ち上げが可能です。

また、webサイトはメールやブログを扱える人であれば内容が更新でき、パソコンやiPadなどのタブレット、スマートフォン、さらには携帯電話までさまざまな画面サイズに合わせて自動的に画面配置を見やすく調整する「レスポンシブルデザイン」を採用しているため、webの技術的な対応に手間取られず中味の充実に注力する事ができます。

マーケティングの差別化

代表社員はソフトウェア業界で25年間の経験を持つマーケターですので、事業ドメインの選定と差別化戦略の立案、アプローチすべきセグメントの選定など戦略面や商品企画も支援します。実利を生むマーケティングを実現する所が他との大きな違いです。

 以上

このページのアドレスは http://jrmkt.com/?p=130 です。