欧米のインターモーダル拠点とネットワークを見ると、日本と決定的に異なることがあります。それはISOコンテナが港だけで見られるのか、内陸にも多く集積しているのかという違いです。日本の場合、多くのコンテナは港の付近でデバンされてトラックで運ばれます。これに対して欧米では内陸奥深くまでISOコンテナのまま運ばれています。コンテナ輸送は、集約して運ぶほど効率が上がり、外航・内航・鉄道・トラックとインターモーダルで貨物の載せ替え無しに運び中間保管倉庫が不要なため、輸送コストを劇的に引き下げました。どうも日本のコンテナ革命は港付近で止まってしまっている模様です。

また、欧米では国際ハブ港に基幹航路を集約させ、そこから大量輸送で効率的な集荷をしているのに対し、日本ではコンテナ港湾を分散させた結果国際ハブ港は無く、釜山や上海のトランジットに頼る形となりリードタイムが伸びるうえに後背地輸送も労働集約なトラック輸送に全面依存する形になっています。

西欧インターモーダル

欧米のインターモーダル網

欧米のコンテナターミナル、内陸港を結ぶ鉄道や内陸水運のネットワークは非常に稠密です。大陸だからという訳ではなく、主要ハブ港の近くにコンテナターミナルが数多く設置されています。西欧のネットワークと日本列島の輪郭を重ねて描いてみました。