公共交通が便利で使いやすければ、2台目のクルマは不要になり渋滞は減り年間50万円以上の家計が助かり、お酒を飲んでも家に帰れる中心街は賑わい経済も回り、地価も上がります。クルマの運転ができない人・苦手な人もストレスなく移動でき、住みやすい街になり人口減少も緩和されます。歩きやすい街は健康にも良く医療費も削減でき人生の質も上がります。ただ、こうして地域が良くなっても公共交通には安く抑えた運輸収入のみしか得られず、地価の上昇や街の賑わいの経済効果は返ってきません。例えば終電を繰り下げれば飲み屋は儲かりますが、運行コストは上がるにもかかわらず定期券の収入は増えないですよね?ではどうするか?これが都市・地域と公共交通の大事なテーマなのです。
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2025年1月30日 公共交通マーケティング研究会 @東京大学<参加無料>
公共交通の維持・強化のためには、過疎地はもちろん、都市部においても公費の投入が不可欠になってきています。しかし世間には、「公共交通=民間の独立採算事業」「赤字=悪」とみなす風潮がまだまだ根強くあります。そのような中、交通事業者の担当者は行政や経営陣に、行政担当者は財政や首長・議員に、公共交通への公費投入をどう働きかけて合意を得ていくか、苦労している方が多いでしょう。
そこで本例会では、事業者・行政職員・研究者のそれぞれの立場から試行錯誤の事例を紹介し、何のためのどのような方法の公費投入を、誰に対して、何を根拠にどのようなストーリーで働きかければよいか、考えていきます。その上で、ディスカッション・ワークショップ・懇親会を通じて、自らの持ち場で何をすればよいか、考え学び合います。
お申込み[peatix]
開催概要
日時:2025年1月30日(木)14:00-17:00(懇親会:17:15~)
会場:東京大学本郷キャンパス 工学部2号館212号講義室
オンライン:視聴用アドレスは当日お知らせします(ワークショップの一部は参加が難しい可能性があります)
参加費:無料(任意参加の懇親会は3000円)
主催:公共交通マーケティング研究会
内容
第1部:事例で考える公的投資獲得の方略
- 熊本都市圏「公共交通利用者2倍」に向けた、公的投資獲得の成功・失敗・目論見
(九州産交バス 共同経営推進室 担当課長 今釜卓哉、トラフィックブレイン 代表取締役 太田恒平) - 金沢市の公共交通政策(仮題)(北陸鉄道石川線の再生・活用等)
(金沢市 交通政策監 近藤陽介) - 鶴岡市内循環バスの増便による利用増(仮題)
(庄交コーポレーション 取締役 事業開発本部 部長 早坂進)
(コメンテーター:萬創社 代表社員 福本雅之)
第2部:ディスカッション
当研究会幹事代表 名古屋大学教授 加藤博和 + 登壇者 + 参加者(sli.do・口頭)
第3部:ワークショップ
自分の仕事に関して、今後の取組や悩みを書き出し、共有・議論する
第4部:懇親会(任意参加・有料)
大学内にて立食
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紹介動画
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